鏡餅と年神様とお年玉、昔は鏡餅がお年玉だった!

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鏡餅と年神様とお年玉、昔は鏡餅がお年玉だった!

お正月に子供たちが一番期待するのは、言わずと知れたお年玉ではないでしょうか。そんなお年玉が昔はお餅だったなんてご存知でしたか?

 

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毎年、お正月を過ぎると「小学生のお年玉が数万円、中学生では・・・」「お年玉の使いみちは・・・」なんて話題がTVで飛び交います、年中行事ですよね。なのに、「お年玉がお餅」???と思いませんか?

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鏡餅

昔から日本では、お正月に鏡餅をお供えします。なぜ、「”鏡”餅」なのかと言うと、銅鏡(青銅製の丸い鏡)に似せて作るからなのです。

昔の人々は様々なものを映す鏡に神秘的な力を感じ、神様が宿ると考えていました。今でもご神体として鏡を祀っている神社があるそうです。

 

そしてお餅には稲の霊が宿っており、お餅を食べると稲の力を授けられると考えられていました。それで、鏡とお餅を合わせて神様の力が宿る特別なものとなりました。

また、鏡餅を二つ重ねるのは「福」と徳」が重なるようにとの願いがこもっています。



 

年神様

年神(歳神とも言う)は、神道の神様で、毎年正月になると各家にやってくる来報神です。正月様・恵方神・大年神などとも呼ばれます。お正月の飾り物は、年神様を迎えるためのもので門松は都市神様の依代(よりしろ)、鏡餅は年神様へのお供えでした。

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お年玉

昔の人々は、鏡餅を年神様にお供えした後、魂が宿ったお餅をいただきました。この年神様の魂を「お年魂」と呼び、それが「お年玉」になったのだそうです。「お年玉」はまず、家長に与えられ、それを子供たちに分け与えました。家族全員で年神様の魂を分け合い、新たな年を健康に幸せに過ごせるように願いを込めたのです。

「お年玉」がお餅からお金に変わったのは江戸時代頃、商家の主人が奉公人たちに餅の代わりに金銭を与えたのが現在の原型だそうです。

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お正月には、こんなお年玉の由来を話してあげてから、お年玉を上げるとよりいっそう楽しんでくれるのじゃないかと思います。

 

お餅のカビ

蛇足になるのを承知でこの項を書きます。

今まで、お餅のカビ(特に青カビ)は体に害がないからと聞いてそのまま食べていました。カビつきの餅を焼くと風味が増して結構気に入っていました。でも今回この記事のために調べていると、「カビにもいろんな種類があり、必ずしも無害とは言い切れない・・・」との記述を見つけました。

今後は、残念ですが食べません。(カビの風味は気に入っていたのですが。)

 

 

 

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