クロスロード(Crossroad)大辻雄介氏

2016年10月8日(土)放送クロスロード(Crossroad)

島根半島沖に浮かぶ離島、隠岐郡海土町から日本の教育会に革命を起こそうとする男…(番組HPより)

大辻雄介氏は、関西の予備校で200人教室を満員にし、インターネットをつかった生放送授業で1万人同時接続の記録を持つのだそうです。

島根県隠岐郡海士町(しまねけんおきぐんあまちょう)に住み、「隠岐國(おきのくに)学習センター」で指導、離島のハンデを乗り越え、未来につながる教育をつくろうと奮闘されています。

未来につながる教育とは?教育界の革命とは?


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隠岐國学習センター

隠岐國学習センターとは、隠岐島前高校(おきどうぜんこうこう)と連携した公立塾です。「グローカル人材の育成」という島前高校と共通の目標を掲げ、ひとりひとりの進路実現を支援しています。

 

島前高校に通う生徒は都市部とは異なり、学力も進路希望も非常に多様です。また離島には塾や予備校といった選択肢が少ないことから、進学に対して不利になるのではないかという懸念があります。

 

隠岐國学習センターは、幅広い学力層の生徒の学習をサポートし、進路実現を支援するために設立されました。今では3学年あわせて約130名が通っており、高校と連携して考えられた、ひとりひとりの進度にあわせたカリキュラムで学んでいます。

隠岐國学習センターHPより

大辻雄介氏

大辻雄介氏は、現在42歳。兵庫県生まれです。

勉強が嫌いで絵が好き、教師の似顔絵を描いたり文化祭のパンフレットを作ったりの高校生だったそうです。その流れから芸大を希望するも周囲の理解が得られず、お父さんの出身である神戸大を目指しました。

一発合格とはならず、浪人時代に出会った予備校講師が面白い方ばかりだったようで、学ぶことの楽しさを知った・・・と言うのですから人生は何があるかわかりませんね。

結局、志望校ではない慶応大学に入学するのですが、どこか馴染めなかったそうです。

で、塾講師のアルバイトを始め、充実感を味わい、自分が教育に関わりたいことに気づきます。そうして卒業後学習塾運営会社に就職します。

 

未来につながる教育

さて、入社した会社で授業のICT化が始まります。

ICTとは、「Infomation and communication technology(インフォメイション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー」で、IT(インフォメイション・テクノロジー)に通信コミュニケーションを加味した言葉です。

この中で、授業にPCを取り入れた大辻雄介氏は、アニメーションやフラッシュを使った板書で授業を始め、反響も良かったそうです。

その後、東京の栄光ゼミナールに転職しますが、ベネッセから、ICTを利用した遠隔授業の新規部門への勧誘があり、この事業に携わります。


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教育界の革命

遠隔授業を始めると、それまでの授業とは異なり、ビデオで授業を勧めながら、チャットで個別に生徒とやり取りしたり、生徒ごとに問題を変えることができました。この中で同時に、1万人が授業を受けられる環境を作り、病院にいる子どもにも使ってもらえるようになりました。

インターネットの普及で私達の環境は劇的に変わっていますが、こんなところにも大きな変化があるのですね。

 

隠岐郡海士町へ

その後、隠岐郡海士町の人口減少問題と教育への取組を聞き、移住を決めます。現在は隠岐國学習センターの副長を務められています。

隠岐國学習センターでは、近隣3島の中学校や、町内の高校生向けに授業をされています。町は限界集落に近く、人口は2300人しかいないのですが、うち10%以上は大辻雄介氏のようなIターンの移住者なんだそうです。

高校の魅力化プロジェクトを通じて、廃校の危機から、1学年50人ほどまで生徒数が回復し、早慶や上智に進学する生徒も出てきていて、家族連れが暮らし易い環境に変化しつつあるのだそうす。

教育のインフラを整えて島や町自体への移住者を増やすことを目標とされているのだそうです。

地域差が広がり、地方都市の衰退が懸念される中で、教育とICTを基盤にこんな取り組みがあるなんて、素敵な話です。インターネットの普及に伴い、期待が膨らむお話でした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました


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