ハワイの民族音楽はハワイアンです。が、正確には「ハワイアン」は「ハワイ原住の人々」って意味だったんですね。たまたま日本でハワイの民謡をハワイアンと呼んでいるだけなんだそうです。

hawaiian-hula-dancers-377653_640ハワイのもともとの音楽はひょうたんなどで作った打楽器を打つだけの伴奏なしのものでした。それが欧米の音楽が入ってきて現在の音楽になったそうです。

アロハオエ

アロハは「愛」や「さようなら」、オエは「あなたの上に」と言う意味で、アロハオエは「さようなら、あなた」と言う意味になるのだそうです。

この曲は、1878年にハワイ王国最後の女王であったリリウォカラニが作詞、作曲しました。

マウナヴィリに静かに咲くバラの花
森の中を通り抜けていく
未だ開かぬ蕾を探しているかのように
山あいに咲くレフアの花よ

 

あなたにアロハあなたにアロハ
木の陰に佇む心優しき人
去っていく前にもう一度あなたを抱きしめよう
また会えるその時まで

 

懐かしく暖かい思い出が胸をよぎる
ついこの間のことのように
愛する人よ 我が愛しき人よ
真心は決して引き裂くことはできない

 

私はあなたの素晴らしさをよく知っている
マウナヴィリに静かに咲くバラの花
そこにいる啼かない鳥たち
そして木の陰にいる美しい人

 

あなたにアロハ あなたにアロハ
木の陰に佇む心優しき人
去っていく前にもう一度あなたを抱きしめよう
また会えるその時まで
–ウィキペディア(2013年4月6日版)より引用–

 

作詞、作曲者

リリウォカラニは国王カラカウア一世の妹で、アメリカ人と結婚しましたが1891年に夫と兄が亡くなったためにハワイ王国の女王となりました。

彼女は、1893年に独立を画策しましたが、アメリカ併合論者によって退位させられました。1895年に王位奪還を目指しましたが失敗、これによりハワイ王国は滅亡し1898年、アメリカはハワイを併合しました。

リリウォカラニは反乱の罪で自宅軟禁されましたが、のちにハワイ共和国への忠誠を誓うなどして許されました。

アロハオエは、リリウォカラニが商事と軍人の別れの様子を見て作ったという説があります。

しかし、リリウォカラニが王国を守ろうとしながら、王国の滅亡が目前になった当時の状況やリリウォカラニの心境とあまりにマッチしているため、祖国の滅ぶ姿を見て作ったものではないかとの説もあります。

この後、アロハオエはキリスト再臨を熱望する内容の歌詞がつけられ、讃美歌としても歌われているのだそうです。

悲しい歴史を持った曲でもあったのですね。