手塚治虫、松本零士、萩尾望都 戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 知の巨人たち

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1/31放送:戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 
知の巨人たち 第8回

漫画の神様と言われた手塚治虫について、松本零士、萩尾望都、鈴木敏夫、りんたろう、梅原猛の主演者が語る。

故手塚治虫の壮大な物語、思想、生命への愛情、等々出演者の証言で分析する。

手塚治虫はもちろんですが、萩尾 望都さんが懐かしく、思い出しながら調べてみました。

萩尾 望都(はぎおもと)

福岡生まれ。本名同じ、そうだったんだ。そのまんま作家さんのペンネームの雰囲気ですよね。

作品:「ポーの一族」「トーマの心臓」「11人いる」「残酷な神が支配する」「バルバラ異界」「百億の昼と千億の夜」(光瀬龍原作)

個性的な作品が多いですね。ストーリーに説得力があり引き込まれます。天才的ストーリーテラーとの市場の評価も同感です。

「11人いる」はSFミステリーの傑作です。発表後40年近くになりますが、『今読んでも違和感のないSF漫画の傑作』との読後感がありました。

マニアが多い作家さんです。私もその傾向にあるようで調べていると本を探しに出かけようかと思っています。アマゾンで探す方がいいのかな?

 

こんなエピソードも見つけました。

「トーマの心臓」を連載していた時、打ち切りの話があった。雑誌に付いているハガキの人気度アンケートが低かったかららしい。萩尾望都ファンはそういうハガキを出す人が少なかったとのこと。その話を聞いた読者が、その後こぞってハガキを出して人気№1になった。

 

現在は女子大学の客員教諭をされておられるそうです。

さらに調べると、
大島弓子、竹宮恵子、山岸涼子らとともに「花の24年組」と呼ばれ、その中の代表格で「少女漫画の神様」と称される。

ここでまたわくわくします。
大島弓子、山岸凉子のファンでもあったもので。

 

大島弓子

栃木県生まれ、猫好きで知られる。作品に登場する「サバ」って猫は13年飼っていた愛猫です。サバの死去後、「グーグー」と名付けた猫を飼い、「グーグーだって猫である」を発表されています。

作品:「綿の国星」「ミモザ館でつかまえて」「ジョカへ」「いちご物語」「バナナブレッドのプディング」「F式蘭丸」

 

「いちご物語」なんかは読みながら泣いてしまったくらいだから純情だったんでしょうね。笑

 

一番好きだったのは、「綿の国星」で何回も読みました。今は手元になくなってしまいましたが・・・。

「綿の国星」の主人公は拾われたちびねこで、『いつか人間になる』 と信じています。猫の姿を借りて少女の内面を描いた最高傑作と評価されています。

こちらもまた読みたくなってしまいました。

 

山岸凉子

1947年生まれ、涼子(さんずい)でなく凉子(にすい)が正しいそうです。

「アラベスク」「日出処の天子」「舞姫」「言霊」
あまりたくさんは読んでないのですが、耽美的なタッチに引き込まれた記憶があります。説得力のあるストーリーでホラーは特徴的に怖かったですね。

 

「私の人形は良い人形」と言うホラー作品集があります。読後感に

「(山岸凉子の作品は)血がたくさん出るわけでもない、グロテスクでもない、でも読者の心にジワジワと迫ってきて読み終えるころには恐怖に包まれている・・・」

とありましたがすごく分かりやすいですね。

 

説得力のあるストーリーと先に書きましたが、
作品を充実させるために、取材は徹底的に行う。『テレプシコーラ』の執筆では、主要な舞台のスイスに4回出かけた。(wikipediaより)
だそうです。納得ですね。

 

松本 零士(まつもと れいじ)

1938年生まれ、本名松本 晟(まつもと あきら)

「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」「宇宙海賊キャプテンハーロック」「クイーンエメラルダス」「男おいどん」「聖凡人伝」

印象に残っているのは、主人公のずんぐりむっくりの男性と細くきれいなメーテルの組み合わせです。欧米女性に対する憧れと劣等感が出ているのかなと思いますね。

私はこの方の作品にあまり印象がありません。
アマゾンでカスタマーレビューを眺めても、作品に引き付けられたような感想がないです。むしろ、装丁へのクレーム的なことが多くてどうなっているのかなと思いました。

 

手塚治虫

これはもう言わずと知れたというか、他とは比べようがないですよね。

「鉄腕アトム」「マグマ大使」「ワンダー3」「ジャングル大帝」「火の鳥」「人間ども集まれ」「ムウ」「アドルフに告ぐ」「どろろ」「奇子」「ブラックジャック」「ブッダ」「きりひと賛歌」

ざっと思い出しただけでもこれくらいは書けます。

 

「火の鳥」
すごい!これって本当に漫画というジャンルに収まるのか?初めて出合った思想書・哲学書と思う。
との読後感が。これは激しく同意です。

 

「きりひと賛歌」には、
中学生で読み、大変な衝撃を受け、主人公のような医者になりたいと思い医学部に進学、僕の人生を変えた・・・
この方は、実際にお医者様になられたそうです。凄すぎる。

 

私も大きく影響をうけていると思います。上記の2作品は特にですね。

番組で手塚治虫のなにが語られるのか期待大です。

 

 

 

 

 

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