灌仏会(かんぶつえ)≪花祭り≫

灌仏会ってご存知でしょうか。花祭りとも言ってお釈迦様の生誕祭ですね。

キリスト教ならクリスマスに当たりますが、知名度には大差があって少し残念です。なぜってお葬式ではお寺にお世話になることが多いのに、お釈迦様の生誕についてはあまり知られていないと思いますので・・・。

そんなことを思いながら調べてみました。

お釈迦様(ゴータマ・シッダルタ)は、紀元前5世紀頃の仏教の開祖です。29歳で出家、35歳で悟りを開き、80歳で亡くなったと言われています。

生まれたのが、旧暦の4月8日とされ、日本ではこの日に「灌仏会」が行われます。

降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、花会式(はなえしき)などとの別名もあります。

 

灌仏会法要

灌仏会では、草花で飾った花御堂(はなみどう)を作りその中に誕生した仏の像をおいて甘茶をかけてお祝いします。

花御堂は、お釈迦様の生まれたルンビニーの花園を表します。生まれた時に9匹の竜が空から甘露の雨を降らして祝福したそうです。甘茶をかけるのはこの故事にならっています。

甘茶は、飲むと健康になる、目につけると目がよくなるなどとも言われているそうです。

また、お釈迦様のお母様、マーヤ夫人が白い象が体に入って行く夢を見たという故事があり、白い象の背に花御堂を載せて法要を行うお寺もあるようです。

お釈迦様は生まれてすぐに東西南北にそれぞれ7歩歩いて、片方の手で天をもう片方で地を指して、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と唱えました。これは『この世に個として存在する「我」より尊い存在はない』と言うことで、人間一人ひとりが尊いものであるという意味です。

この故事に倣い、多くのお寺で「稚児行列」を行い、参加した子供たちは、健康で賢明に成長すると言われています。

以下は、お稚児さんが灌仏会で甘茶をかける動画です。ほほえましいです。

 

2015年灌仏会

今年、2015年は、4月5日が日曜日なのでこの日に灌仏会を予定しているお寺が多いようです。

お寺では、稚児行列に参加する子供さん(小学生までのようです。)を募集しているところもあります。ご近所のお寺を調べてみてはどうでしょうか。

京都で稚児行列の参加募集をしているお寺が二つありました。お寺の名前(青文字)をクリックしていただくとHPに行けます。

東本願寺

鈴虫寺