2016年の大相撲初場所は琴奨菊関の優勝でした。

 

大相撲初場所で日本出身力士として10年ぶりの優勝を果たした大関・琴奨菊(32)=佐渡ヶ嶽=が16日、都内の日本記者クラブで会見を行った。

 

仕切り前に大きく背中を反り返らせるパフォーマンスについても質問が飛んだ。その形からフィギュアスケートのイナバウアーにちなみ、「琴バウアー」とも「菊バウアー」とも呼ばれてきたが、ついにこの日「琴バウアー」に決定?した。

(スポーツ報知)

 

日本人力士として10年ぶりの優勝は、おめでたい話でしょうね。

しかし、この記事には日本のマスコミのバカさといやらしさを感じます。それはイナバウアーの誤解からです。


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イナバウアーとは?

イナバウアーとは、フィギュアスケートで両足のつま先を外側に開き、横に滑る技です。
下半身の技であり、上半身をそらすのは関係ありません。

もともとは、1957年から1959年の3年間ドイツチャンピオンだったイナ・バウアーが開発した技なのです。

 

荒川静香のイナバウアーは?

2006年トリノオリンピックで荒川静香さんは、フィギュアスケート・女子シングル競技では日本人初の金メダルを獲得しました。

この時披露した、上体を大きく後ろに反らせてのイナバウアーが観客を魅了しました。この技を本人や元コーチは、レイバック・イナバウアーと呼びます。
上半身を反らすのがレイバックなんだそうです。

 

ところが、解説者がレイバックの部分を外し、イナバウアーと言い続けたために日本中が誤解してしまいました。

 


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トリノ五輪後、荒川静香さんは、バラエティ番組で番組MCに「イナバウアーを見たい。」と言われ、「ブリッジすればいいんですか?」と返しましたがうやむやにされてスタジオで滑るわけにも行かず、つま先だけ広げてもと思ったのでしょう。しかたなく上体そらしだけを披露していました。

荒川さんは「私のそるイナバウアーの“そる”部分をイナバウアーだと思われている方が多い。」と苦笑い。
また「プレーリードッグが上を向いたらイナバウアー、アザラシが上向いたらイナバウアーとか、そういう報道ばかりしたメディアのせい」とも。

こうしてご本人は否定しようとしても無視され、バカなマスコミは、日本人全体に大きな誤解をもたせたまま放置しました。

わざわざ国民の認識を変えるよりも誤解させたままのほうがやりやすかったのでしょうね。

 

琴バウアー・菊バウアー

琴奨菊関が、土俵上で白鵬関と右四つに組み合いながら、つま先を外に開いたのかと言うと、もちろんそんなことはありません。

塩をまく前に土俵上で大きく上体を反らすに過ぎません。

そのポーズが特徴的だからなにか名前をと言うのはいいのですが、間違った認識で命名すると、開発者のイナ・バウアーさんにとても失礼だと思うのです。

もちろん、荒川静香さんや琴奨菊関や視聴者である国民にも・・・・。

 

 

本日の記事はお役に立てたでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 


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