捨印、捨て印の意味、使い方と危険度

スポンサーリンク

捨て印ってご存知でしたか?聞いたことはあるけど特に意識していなかったので調べてみました。

ハンコ・印鑑の違い

7cadb915690a8c5cc61b738b147e6dae_sまず、ハンコと印鑑の違いです。「印鑑」はハンコを押印した印影のことで地方自治体・銀行等に提出している特定の印影を印鑑と言います。

名前を彫刻したいわゆるハンコは、「ハンコ・はんこ・はん・印章」と言います。

 

捨印・捨て印

賃貸契約や預金口座をつくるなどの公式書類の欄外の空白部分に「捨て印」を押す場合があります。意味を知らずに言われるがままに押すことがあるのではと思います。

捨て印の目的は、書類に誤字・脱字のあった場合の訂正印です。このような訂正があった場合、訂正後、契約者双方で訂正印を押す必要があります。

ただ、これをすると、契約書を行ったり来たりと煩雑な上、時間もかかってしまいます。そのため、訂正印の代わりに捨印を押しておくのです。相手を信用して訂正が必要になったら任せる、と言う意味になります。

弁護士、司法書士などが書類を役所に提出時に間違いに気づいて、訂正印を取りに動いていると提出期限に間に合わないこともあります。このような時のために捨て印を利用することもあります。

 

捨て印での訂正内容と危険度

一般的には、誤字・脱字等の訂正や微細な訂正に利用します。ただ、訂正の範囲や限度が決められているわけではありません。金額や、賃貸期間等を訂正する悪質な相手もいるかもしれません。

そのような心配がある場合には、捨て印を押さない方が賢明でしょう。捨印がなくても契約書・申込書が無効になるわけではありません。

訂正等があっても都度、対応する旨を相手に伝えればすむことなので、意味合いをよく理解して対応するといいでしょうね。

 

 

 

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました