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低下した視力は戻らないと思っていましたがそうでもないようです。眼科医からのアドバイスを調べてみました。
遠いところを見る
スマートフォンやパソコン、ゲーム機などにはまって近くのものを長時間見続けていませんか。
目の中の水晶体は水とタンパク質でできていて弾力を持つ組織です。毛様体筋によって厚みを変え、ピント調整をしています。近くのものを長時間見続けると水晶体が膨らんでもとに戻りにくくなり、毛様体筋が緊張して近視が進みます。毛様体筋の緊張をほぐすために時々は遠くを見て、目を休めましょう。
パソコン作業1時間ごとに10分程度の休憩を取り、目を閉じる、遠くの景色を眺めるなどをお勧めします。
姿勢を正しく
作業やゲームに熱中して画面や本などに近づきすぎていませんか?姿勢が悪くなり、毛様体筋が緊張し近視が進みやすくなります。
目と見ている対象物(本や画面)との距離は40センチくらいあけましょう。寝転がっての視聴も控えましょう。左右の目と対象物との距離に差が出て視力に影響をうけます。
眼科受診をお早目に
視力の低下や目の病気は徐々に進行します。
緑内障は、40歳以上の人の5%程度に発症するとされています。初期段階では気づきにくく、治療しても元には戻らないそうです。点眼薬やレーザー治療で進行を抑えることしかできません。早期発見し、早く治療を始めるのがよいようです。
糖尿病患者では糖尿病網膜症をおこす可能性があり、症状を自覚した頃には失明にいたることもあるそうです。
症状がなくても眼科で検査を受けることをお勧めします。
近視の進行を抑制するアトロピン
アトロピンは、主にナス科の植物に含まれるアルカロイドで近視の進行を抑制することは知られていたそうです。
ただ、散瞳作用(瞳孔を開く)があり、まぶしくなり、またピント調節を麻痺させるため読み書きが困難になってしまいます。そのため近視予防には使えないと考えられてきました。
しかし、最近になってアトロピンを100倍程度に薄めても近視抑制効果があったと報告されています。
アトロピンのピント調節麻痺作用と近視抑制効果は、不可分と考えられていたので調節麻痺作用がなくなれば(副作用がなくなれば)近視抑制作用もなくなると考えられてきたのですが実験結果では、そうでもなく副作用なしに近視抑制が期待できることがわかってきたそうです。
アレルギーと言う副作用は残りますが、これは使用を中止すればいいので問題になりません。
アトロピンを薄めた点眼薬はすでに海外では販売されているそうで、数年中には日本でも市販されるでしょう。
ICL手術
ICLとは、水晶体に薄いレンズを入れて、近視や乱視を治療する手術で、レーシックと比較してドライアイになる確率が低く、強度の近視治療におすすめのようです。レンズは視力が変わり合わなくなれば取り出すことも可能です。
レーシック、PPK,、ICLと選択肢が増えているということで、眼科治療も日々、革新されているようです。
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