認知症の症状と交通事故

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認知症による交通事故が発生しました。10月28日に宮崎駅前で軽乗用車を歩道に突っ込み6人を死傷させた73歳の男性は、数年前から認知症の治療を受けていたのだそうです。

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写真は、今回の事故とは無関係です。

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認知症の症状

認知症と言う言葉自体は、よく耳にするのですが、幾つかの種類があるのですね。

アルツハイマー型認知症

脳にアミロイドベータというタンパク質がたまり、正常な神経細胞が破壊され、脳萎縮が起こるとされています。加齢や遺伝が関係するほか、糖尿病や高血圧の場合、アルツハイマーの確率が高まることがわかっています。そのため、生活習慣病の改善が重要だそうです。

症状は、初期2~6年間は、夕食を食べたことを忘れるという症状が起こります。

中期2~3年間は、現在と過去の区別がつかなくなり、過去の記憶のほうを覚えているため、過去の記憶に頼って出社しようとしてその目的を忘れて混乱してしまい、結果、徘徊することになるのだそうです。

後期になると脳萎縮が進行し、言葉の意味も忘れるため、話が通じなくなります。やがて寝たきりになり、上下肢の関節が拘縮します。

 

脳血管性認知症

脳梗塞や脳内出血などの脳血管障害によって起こります。こちらも高血圧・高脂血・糖尿病などの生活習慣病が原因となるため、この対策が重要になります。

症状としては意欲低下や自発性低下があり、小さな脳梗塞や脳出血では、自覚症状も少なくあまり気づかない場合もあるのだそう。

 

レビー小体型認知症

レビー小体というタンパク質が脳にたまることで脳萎縮が起こることが原因とされています。レビー小体は、パーキンソン病の原因にもなるのだそうです。

パーキンソン病患者の有名人では、ボクサーのモハメド・アリや映画スターのマイケル・J・フォックス(バックトゥーザフューチャー),日本人では、岡本太郎・永六輔・三浦綾子などがあげられますね。

レビー小体型認知症の症状は、体の動きが緩慢になり、歩行障害起こし、転倒しやすくなります。

また、幻視や幻聴などを発症する場合もあります。認知機能障害が変動しやすく、良い時は話が通じるのに、悪い時には会話ができず周りのことを認識できなくなります。

 

前頭側頭型認知症

原因として、ピック球という異常構造物が神経細胞にたまる場合、TPD-43というタンパク質がたまる場合が今のところ発見されているそうです。

症状として、人格や性格が極端に変わり、反社会的な行動が増えるなどの性格の変化があります。

 

認知症と交通事故

先に書きました宮崎での事故に限らずですが、livedoorNEWSによると、平成11年から14年にかけての高層道路の逆走事故の739件のうち、69%を65歳以上が占めるんだそうです。

また、国立長寿医療研究センターによると、認知症の男性高齢者の61%が運転を続けている、のだそうです。

地方では、生活の足として車を手放せないのだそうです。なんらかの行政的な働きかけが必要だと思いますね。

交通事故被害者の立場になれば、認知症患者が運転しているそのことがとんでもない話だと思いますし、保障はどうなるのでしょうね。自動車保険の相手側への保障はあるようですが、場合によっては加害者家族に責任が求められることもあるようです。

ヤフー知恵袋を見ますと、

「父親が認知症を宣告されたが運転をやめようとしない」
といった相談があります。家族にとっては深刻な不安なのでしょう。『医者から説得してもらえなら患者も聞くのでは・・・』との意見もありましたが、行政からの免許証の失効処置なども必要なのではと思います。

不幸な事故を起こさないために高齢者のいる家族では、早めnに行動すべきだと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 


 

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