情熱大陸、福田由香里とは？海上保安庁のスーパーピューマとは？

お正月も間近となった12月29日、情熱大陸【福田由香里/海上保安庁最大のヘリ・スーパーピューマ225初女性機長】が放送されます。

福田由香里さんってどんな人か？福田由香里さんの任務は？スーパーピューマ225とは？海上保安庁の現状は？

様々な疑問に対する答えをまとめました。

福田由香里さん
任務は
スーパーピューマ225
海上保安庁
まとめ

福田由香里さん

海上保安庁の職員であり、公務員なので情報は、ほとんどありません。
番組でも紹介されているままですが、

1982年9月17日生まれ
石川県金沢市出身
2018年4月より羽田航空基地勤務（第３管区海上保安本部：横浜）
2018年12月、スーパピューマ225機長就任

羽田航空基地には、航空機4機、ヘリ2機が所属し、昼夜問わずの出動に備えています。いつ何時、出動要請があるかわからない中での、緊張した雰囲気の中で待機されてるのでしょうか。

福田由香里さんは、新聞の取材に答えて、
「一度の人生なので関心があったパイロットに挑戦しようと思った」
と女性でも気軽に挑戦できることをPRされています。

「気軽に挑戦」できるとしても、機長にまでってのはきっとすごい努力をされたのだろうと思います。

ある新聞では、福田由香里さん達、海上保安庁のパイロットを「空の”海猿”」と表記しています。

「海猿」とは、ヤングサンデー連載漫画の”造語”です。”海中で猿のように活動する”が海猿の由来のようで、今では（海上保安官の）潜水士の呼称として定着しているようです。

それをパイロットだから、”空の海猿”と言い始めると、海に空に、果ては、山岳地帯では”山の海猿”とか、火事現場では”炎の海猿”とか言うんでしょうか。

行きつく先は、人命救助＝海猿になっていくんじゃないかと危惧します。新聞とかマスコミってバカですね。

任務は

海上本阿東のサイトで、ご自分の任務を紹介されています。

私は副操縦員としてヘリコプターに搭乗しています。業務は航空機を使ったあらゆる海上保安業務です。海上のパトロールや船からの吊り上げ救助のほか、密漁取締の一端を担ったり、沿岸にゴミが落ちていないかを調べる環境保全活動を行ったりします。また、訓練も重要な業務です。航空機乗組員は、全国各地への転勤となるので、地方ごとの特色を体験することができます。同じ日本といえども北と南では食文化や言葉が異なっており、それぞれの勤務地でたくさんの発見があります。福田由香里（平成18年海上保安学校卒）海上保安レポート2011

2011年なので、少々古いですが、このサイトでは、「機動防除隊」「特殊救難隊」など、他の保安官もご自身の任務について説明されていて興味深いです。

海上での救助任務について、他の海上保安官が、「海での事故は遭難者が生きて帰ってこられる方がまれだ。救助できた時は達成感がある仕事」とおっしゃています。

重い話ですね。TVで救助シーンとか見ていても「助かった、良かった」ってことばかりだと思うんですよね。その背後には、生きて帰ってこられるほうがまれがあるのですね。

保安官達は、助けたくても助けられなくて、視聴者にはわからない、はがゆくて、つらい思いをされているんですね。

スーパーピューマ225

スーパーピューマ225は、エアバス・ヘリコプターズが開発した大型輸送ヘリです。

全長：19.50m
全高： 4.97m
自重：5,256kg(5.256トン）
最大速度275.5km／時
乗員1～2名（正副操縦士）
定員：キャビンアテンダント1名+乗客24名
陸上自衛隊：3機保有
海上保安庁：5機保有
東京消防庁航空隊：3機保有
価格：不明

lasta29JCG, EC225LP, MH687 “Mimizuku (Horned owl)”

海上保安庁

国土交通省の外局です。海上保安庁法25条に「軍隊ではない」ことが明記されています。でも、現在は、ほぼ軍隊相手の領海警備活動に努めています。

尖閣諸島周辺海域では、平成24年9月以降、中国公船が荒天の日等を除きほぼ毎日接続水域を航行しており、領海侵入する事案も発生しています。（中略）

このような厳しい状況の中でも、海上保安庁は、領土・領海を断固として守り抜くとの方針の下、法執行機関として、国際法や国内法に基づき、冷静に、かつ、毅然とした態度で対応しております。海上保安レポート2018

シナの公船は、武器を持っている可能性が極めて高く、対して海上保安庁は、放水くらいしか使えないのは、よく知られたことです。

「領海警備業務では、外国人活動家の乗った船に接近するなどがあり、対応を誤ると外交問題に発展する恐れもあり・・・」との海上保安官の発言もあります。

精神を病んだりしないかと心配になります。

国民が実情を知って、世論の後押しがあることが、海上保安庁にとって最も大きな援護になると思います。

10年前の悪夢の民主党政権時に「尖閣諸島中国漁船衝突映像」を「sengoku38」と言うアカウント名でユーチューブに投稿し、その結果、辞任された一色正春（いっしきまさはる）氏も海上保安官でしたね。