ちょっと知りたい雑学

モンキーレンチとスパナの違い、危険な使い方

モンキーレンチとスパナの違いをご存知ですか?モンキーレンチは、使い方を間違うと怪我につながることもあります。

今日は、そのあたりを解説します。


モンキーレンチ

写真のようなもので、ボルト・ナットの大きさに合わせて使える便利ものです。家庭では、スパナを揃えるよりもモンキーレンチで済ませることのほうが多いんじゃないでしょうか。

 

スパナ

スパナは、ボルト・ナットの大きさに合わせて各サイズがありセットでも販売しています。

下のようなメガネレンチもありますね。

 


モンキーレンチの使い方

ボルト・ナットに合わせて調整ネジを締め、調整ジョーをしっかりボルト・ナットに合わせます。

ここで調整が甘くてゆるい状態では、空回りしてしまいます。これをなめると言います。

これをすると、ボルト・ナットの角を丸めてしまったり、モンキーレンチを壊したり、場合によっては怪我をすることもあります。

 

回転方向も大事で、写真の矢印方向に力を加えなければいけません。
これは、モンキーレンチが壊れてしまわないためと、なめにくくするためです。

力が調整ジョーでなく、主に固定ジョーにかかるようにするってことですね。

 

モンキーレンチは、調整をしっかりやっていてもなめることの多い工具で、基本的にはボルト・ナットの大きさにあった専用のスパナを使うべきです。

一番安心なのは、メガネレンチでしょうね。ボルト・ナットの全体をグリップしますので。

 

以前、IE(インダストリアル・エンジニアリング=生産技術)の勉強をしていました。その時の講義でも触れていました。

「モンキーレンチは、なめやすく、力を入れて回そうとして怪我をすることもある。緊急でない限りは専用のスパナを使うべきだ。」

 

最近、パナソニックの工場に勤めているのですが、モンキーレンチがあるのでちょっと不思議に思いました。

安全教育には熱心で、工具の管理も適切にされているのですが大きなボルト・ナット用には、モンキーレンチしか置いてないのです。

知らないんでしょうかね。そのうち聞いてみようと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。


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