及川眠子さん11/15放送の行列のできる法律相談所に出演
11月15日(月)「行列のできる法律相談所」に出演された及川眠子(おいかわねこ)さん、有名な作詞家さんだったんですね。全然知りませんでした。
及川眠子さんの経歴
1960年2月10日生まれ、和歌山県和歌山市出身、血液型B型。
作詞家になるまでのエピソードが驚きです。
高校生の頃、関西フォークに憧れシンガーソングライターを目指す。
が、手が小さくギターコードの「F」が弾けず、作曲を断念、うまく歌えなくて歌うことも断念(音痴を自覚)、それなら作詞で行こうと思った。(中略)作詞家になってはみたが文章を書くのが得意だったかというと、作文や詩の評価は、ことごとく悪かった・・・。
ギャグですか?このエピソードの後に作詞家としてすごい経歴(後に書きます)をお持ちだなんて、笑うところなんですか?と聞きたくなっちゃいます。
まずは、ギターコードの「F」を解説します。
左手の人差し指を伸ばしてギターの全部の弦(6本)を抑えています、これをバレーと言って、一本の指で全弦を抑えます。なので指の力も必要で初心者には難しいです。及川眠子さんは手も小さくてうまくいかなかったのでしょうね。
ギターコードの「F」は写真のように、人差し指で全弦を抑えた上に中指、薬指、小指でそれぞれ違う弦を抑えてコード(和音)を弾くので写真よりももっと大変なんです。
で、作曲をあきらめました。(と言ってもギターじゃなくても作曲はできると思うのですが・・・)、次に歌も下手だと気づいて、歌うことをあきらめました。
でも音楽が好きだから、作詞家になろうと決めて作詞家になってあんな曲やこんな曲の作詞をされて成功されているのですね。
及川眠子さんの収入と作品
Winkの「愛が止まらない」「淋しい熱帯魚(第31回日本レコード大賞)」「Sexy Music」など多数あります。
また、故やしきたかじん氏の「東京」は全日本有線放送大賞・読売テレビ最優秀賞を受賞しています。
その他、京野ことみ、Coco、庄野真代、中森明菜、前川清、松平健などなどの歌手に歌詞を提供されていますが、特にすごいのが1995年発売の高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」ですね。
「残酷な天使のテーゼ」はTVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲で50万枚以上の大ヒットになっています。そうして主題歌の「魂のルフラン」(歌:高橋洋子)も及川眠子さんの作詞です。
「残酷な天使のテーゼ」がカラオケで一回歌われると1円程度の収入になり、パチンコ台に採用されたので印税が入り、「この四半世紀くらい年収が3000万を切ったことがない」とおっしゃっています。
手が小さいから作曲やめた、歌うまくないから作詞にしよう・・・、でこうなるってどう思いますか?
少なくとも「羨ましっ!」は聞こえてきそうです。
及川眠子さんが、プロの作詞家希望者へアドイバイスされています。
-ほんとにプロになりたいのならその方法はただひとつ「あきらめないこと」-
だそうです。深いですねー。
作詞家じゃなくっても夢をかなえたければここに戻って来るべきだと思います。
及川眠子さんと百田尚樹さん
及川眠子さんがツイッターで百田尚樹さんの作品「殉愛」に疑問を呈したことで百田尚樹さんが反論、百田尚樹さんは及川眠子さんのことをご存じなく、彼女の歌詞(故やしきたかじん氏歌唱)を「殉愛」のなかで引用していました。
このツイッターでのバトルは2014年の出来事ですが、結構盛り上がったようで、ツイッターの大勢は及川眠子さんに軍配だったようです。
元になる「殉愛」を読んでいないので断言はできませんが、発言を読む限りは及川眠子さんの方が正直に思いをつぶやかれていると思います。百田尚樹さんのファンだったので残念です。
ツイートを読んでみたのですが、及川眠子さんは、率直な物言いのウラのない方だと思いました。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。