先日、行きつけの歯科で検診を受けました。
すると、歯科衛生士の女性が「靴を脱いで椅子におかけください」
と言い、そのとおりにすると靴下を褒められました。
「犬のデザインが可愛いですね、犬をお好きなんですか?」
と、おっしゃいます。
犬が嫌いなわけではないですが、そんな趣味で選んだ靴下ではないし、
そもそも「靴下のデザインが犬」であることも気づいていませんでした。
(翌日、洗濯した靴下を見てみると、犬ではなく猫のシルエットでしたが。笑)
それで(褒められたことで)思い出したのですが、別の衛生士の女性にも
以前、靴を褒められました。
「靴のデザイン素敵ですね、私の好みです。」
とのことでした。
さて、2回も同じようなことがあると見えてくることがあります。
それは・・・・。
組織的犯行?
「犯行」とは穏やかでないです。少しふざけました。
おそらく院長とかコンサルなどの発案で、
「全スタッフで患者を一度は褒めましょう。」
となっていて、全員で実行しているのでしょう。
となると素敵じゃないですか。
患者に与える効果
スタッフ全員で、実施するこの活動はどんな効果が
あるんだろう?と考えてみました。
- 患者がリラックスできる
- 治療への不安や緊張感が軽減される
- 患者の心理的負担を和らげる
- 患者との心理的距離を縮める
- 患者の恐怖心を和らげる
- 患者の自尊心を高める
歯科での恐怖心など私は微塵も感じませんが、
人によっては、あの器具が
「チュイーン」
と近づいてくるのが怖いなんて人もいますよね。
なにかひとつ、例えば
- ネクタイが素敵
- シャツの趣味が良い
- ヘアスタイルが華やか
- そんなバッグを(私も)ほしい
などと、ちょっとしたことで前述したような効果があるとしたら
素晴らしい試みです。
注意点
このクリニックは、みなさん慣れているようで
良いのですが、人を褒めるのにぎこちなかったり
すると、不信感を与えてしまうかもしれません。
どうでも褒めなきゃ。と力みすぎて不自然になったり
すると
「なんだ?あれは」
と思われるかもしれませんね。
と考えると、このクリニックはすごく自然で全く
違和感がなかったですね。
朝礼などで話題にしていつも心がけているのかなと
思います。
2回褒められてやっと気づいたくらいですから
その自然さがわかろうってものです。
他業種展開は
この活動(顧客をさり気なく褒める)を他の業種に
応用するとどうなるのか考えることにしました。
そこで、最近話題のAI「チャットGPT」に聞いてみました。
返ってきた回答がこちらです。
- 美容業界:美容師やエステティシャンは、お客様の髪型や肌の状態を褒めることで、お客様とのコミュニケーションを促進することができます。また、お客様に自分自身の美しさを再確認してもらうことができ、自信を持たせることもできます。
- 教育業界:教師や講師は、生徒や受講者の成績や実績を褒めることで、自信を持って学ぶことを促すことができます。また、生徒や受講者の服装や姿勢などを褒めることで、より学習意欲を高めることができます。
- カスタマーサービス業界:カスタマーサポート担当者や販売員は、お客様の購入履歴やプロフィールを確認し、適切なお褒めの言葉をかけることで、お客様との信頼関係を構築することができます。
- セールス業界:営業担当者は、お客様が興味を持っている製品やサービスについての質問に答え、お客様が選択することになった理由を褒めることで、お客様との信頼関係を構築することができます。
まぁ、ありそうな答えでしたが、1.の美容師さんなどはすでにやってるのではとも思います。
そこへいくと
「同感!」と思えるのが2.の教育業界ですね。
特に小学生・中学生相手には、何でも良いので「定期的に褒める」というのが、
非常に効果が高いのではないでしょうか?
高校生くらいになると、ちょっと難易度が上がるかもしれません。
「その髪型かわいいね」とか
「なにか、今日は凛々しいね」とか毎日褒めて、
特に目立って良い行いがあったときには、クラスの前で
褒めるなんてどうでしょう。
今の一クラスは30名くらいだと思うので、毎日2人の
生徒を褒めると一ヶ月で全員を褒めることができます。
タイミングや言い方がまずいと、誤解されてハラスメントと
取られるかもなので「いつも生徒を褒める先生」って
イメージができるといいのではないでしょうか。
それで気を良くした生徒が前向きになると、それだけでも
大きな成果になるような気がしますね。
まとめ
通っている歯科クリニックで、歯科衛生士に褒められて
その効果や目的を考えてみました。
いろいろな業種で応用すると相当効果がありそうです。
自分の職場で応用できないかと、考えると面白そうですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。