日馬富士の暴行傷害事件に動きがありましたね。
12月20日、横綱審議委員会は、日馬富士の貴ノ岩に対する暴行事件を、受けて臨時委員会を開き、その後記者会見しました。
日馬富士
日馬富士は、暴行事件の加害者ですが、事件が報道された時に
「怖いね」
と謎の発言をしました。
白鵬の差し金で、貴ノ岩に暴行して、その結果自身が加害者に仕立て上げられた
と言う意味かなと疑っているのですが、真相は藪の中(やぶのなか)ですね。
この日馬富士への、横綱審議委員会の見解は、「引退勧告相当」です。
?相当ってなんなんでしょう。
日馬富士はすでに自主的に引退しています。
引退勧告によるものではないので退職金(推定1億円)が支払われるとされていますが、相当だとどうなるのでしょうね。退職金には影響しないように見えます。
玉虫色の採決ってこういうのを言うのでしょうか?
白鵬
暴行事件に同席した、二人の横綱、白鵬・鶴竜について、横綱審議委員会は、
「厳重に注意すべき」
としました。
暴行の現場にいて暴行を止められなかった・・・ということですが、そんな甘い話でしょうか?
一部には、白鵬を頂点とするモンゴル人力士会(モンゴル人互助会)の中のけじめだともされています。
貴ノ岩が、モンゴル人力士会による星の貸し借りに同意せず、ガチンコ相撲で白鵬に勝ったことが原因だと。
真相はわかりませんが、この横綱審議委員会の決定では、
- 日馬富士が単独で暴行した
- 白鵬・鶴竜その他の力士は暴行を止められなかった
- だから、厳重注意!
ほんとうにそれだけだったのか、と疑ってしまいます。
白鵬のその他の行動は以下です。
- 自身の負けを認めず、物言い
- 観客に万歳三唱を要求
- 力士を代表して、事件を謝罪
- 日馬富士と貴ノ岩を土俵に戻すと発言
- 貴乃花親方を巡業から外すように要求
その他にも、白鵬の取り口については、
「ひじ打ちじゃないか」
「張り手や、かちあげが多く横綱相撲とは言えない」
などの投書が、横綱審議委員会宛に相当数、あったそうです。
これだけのことを踏まえて、「厳重注意」で終わりですか?
貴乃花親方
貴乃花親方への横綱審議委員会の裁定は、
貴乃花親方のこの間の言動は非難に値する。これは横審全員の意見だった。
です。
被害者である弟子を守ろうとしてこれですか?
相撲協会にまかせたら、うやむやにされると思っての行動が非難されるのでしょうか。
組織人としての行動不足だとして、処分はあってもしかたないかもしれません。しかし、わざわざ、非難されなくてもよいのではないでしょうか。
それを、横審全員の意見と述べるのは、貴乃花親方に対する印象操作じゃないでしょうか。
と思ったので、横綱審議委員会について調べてみました。
横綱審議委員会
設立のきっかけは、1950年1月場所、3日目までに3横綱が途中休場したため横綱の格下げが論議され、場所中に協会は「2場所連続休場、負越しの場合は大関に転落」と決定、発表した。
しかし、粗製濫造した協会が悪いと世間の反発をくらい、決定を取り消すことになった。
そこで、横綱の権威を保つためにも、相撲に造詣が深い有識者によって横綱を推薦してもらおうということとなり、1950年4月21日に横綱審議委員会が発足した。
委員は好角家・有識者のうちから理事長が委嘱する。
現在の委員の定数は7名以上15名以内、任期は1期2年、最長で5期10年まで。委員長は、委員の互選によって選出する。委員長の任期は1期2年、最長で2期4年まで。
過去の委員は新聞社の社長やNHK会長など、マスコミのトップが多い。これは八百長問題など大相撲に批判的な報道を封じ込める作戦であるとしてしばしば批判の対象となっている。(ウィキペディア)
ウィキペディアの情報が不足しているのでしょうか?
横綱推薦の内規しかありません。
つまり、
- 横綱を降格させることはできない
- 引退した日馬富士に新たな処分を与えることはできない
- 貴乃花親方を非難することはできない
と思うのですが、実際は、力士や協会に低減をすることは多々あるようです。
なぞの委員会ですね。
なにより気になるのが、歴代委員長9人の中に
- 朝日新聞・・・2人
- NHK・・・・・2人
- 毎日新聞・・・1人
と今をときめく反日マスコミ代表が、5人もいることです。
現在の委員長、北村 正任(きたむらまさとう)氏も、毎日新聞の名誉顧問だそうです。”貴乃花親方へ印象操作”と思ったのが、毎日新聞でつながってしまいました。
この記事を書いてる時点での速報では、
- 伊勢ケ浜親方(暴行事件の加害者日馬富士の師匠)が理事を辞任
- 白鵬、来年1月の給与を全額不支給とし2月の給与を50%減額
- 鶴竜、来年1月の給与を不支給
白鵬は、モンゴル人力士会の黒幕とされています。
このことは、闇に葬ろうと言う魂胆(こんたん)のようです。
まだまだ、相撲界から目が離せませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。