「女性セブン2020年1月30日号」にバーコードに関わる記事が掲載されています。
バーコードを見れば、商品の価格がわかると言うのです。
さぁ、どこを見ればいいのか知りたくないですか。この記事では、どのバーコードのどこを見ればよいのかを解説しました。
女性セブンの記事
①・・・国、日本は49または45
②・・・企業コード(メーカー名)
③・・・商品アイテムコード
④・・・チェックデジット(バーコードの読み取りや入力に間違いがないかチェックするための検査数字)
実はこのバーコード、バーコードの種類にもよるが、右から2~4桁が本来の価格だといわれている。 NEWSポストセブンより引用
へーっと思って、家にあるバーコードを見て回ったのですが、少し間違ってるようです。
ソースマーキング
加工食品や雑貨などの生産・包装段階で商品パッケージにメーカーが直接印刷したバーコードをソースマーキングといいます。
牛乳パックのバーコードです。180円くらいだったと思うのですが、女性セブン流に「右から2~4桁」を見ると、131円になってしまいます。
一番左は、49なので、日本国を表しているようです。
ソースマーキングは、
- 1~2桁・・・国を表す、日本は45または49
- 3~7桁・・・メーカーコード
- 8~12桁・・・商品アイテムコード
- 末尾1桁・・・チェックデジット
となっており、価格情報は含みません。牛乳や、インスタントラーメン、洗剤など、メーカーで印刷し、スーパー等で販売するものは、メーカーで販売価格を決めるわけに行かないからこうなります。
メーカーからストアへの卸価格があって、ストアで利益を乗せて販売価格を決めるのですね。
インストアマーキング
インストアマーキングは、マーケット等小売業の社内用商品コードとして、生鮮食品や、ソースマーキングされていない商品に利用するプライベートなコードです。
若鶏ムネ肉です。サラダチキンを作ろうかと・・・。
「右から2~4桁」は、「330」で、お値段(税抜)も330円です。マッチしました。
しかし、左端の「1~2桁」は「45」でも「49」でもないですね。
- 1~2桁・・・ストア
- 3~7桁・・・商品コード
- 8~12桁・・・価格
- 末尾1桁・・・チェックデジット
こちらは、スーパーの調理場で、カットや調理して、発泡トレーとラップで包み、バーコードをついたラベルを貼り付けたものです。
これが、女性セブン言うところの、本来価格のわかるバーコードになります。
なので、スーパーで「お買い得」とか「大幅値下げ」となっていても、この部分を見れば、値下げなのか、もともとの価格で値下げに見せているのかがわかると言うことです。
パッケージがストアのものか、メーカーによるのかを見るか、または先頭の2桁が「45」「49」でないことを見れば、これは判断できますね。
書籍の場合
続いては、書籍のバーコードです。ちなみに新渡戸稲造著「武士道」の現代語訳です。
下側のバーコードの「右から2~4桁」が「495」で定価:本体495円(税別)とマッチします。
左側の「1~2桁」は、「45」でも「49」でもない「19」ですね。
上側のバーコードは、「9784569664279」ですが、この左から「4桁~9桁」までは、その右の「ISBN 4-569-66472-x」の「1桁~9桁」とぴったりマッチします。
これは、書籍JAN コードと言って、最初の3桁までは、世界共通で「978」または「979」が使われ、書籍を表す特殊なコードなんだそうです。詳しくは下記です。
- 接頭記号978または979
- 国番号、日本は4
- 出版社記号2桁から7桁
- 書名記号1桁から6桁
- チェックデジット1桁
チェックデジット
「チェックデジット」という言葉が何度も出てきたので、こちらも説明します。
チェックデジット(検査数字)とは、番号などの入力や読み取りの誤りを検出するために、番号の末尾に付加される数字です。 数字に加えて文字や記号を用いることもあります。
まとめ
「女性セブン2020年1月30日号」に掲載されている記事からバーコードについて解説しました、
商品についている、バーコードの見方を知っておけば、値下げ商品なのか本来の価格なのかを見分けることができます。
ポイントは、2つです。
- メーカーバーコードかどうかを知る(45または49ならメーカー、価格情報なし)
- ストアのバーコードなら「8~12桁」を見る
以上です。お役に立てればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。