沖縄の美ら海水族館で飼育員を務める村雲清美さん(49)がジンベエザメの採血に成功!世界初なんですって・・・。
ジョーズなんて映画も思い出しますが、危険じゃ何のでしょうか?怖くないのでしょうか?
ジンベエザメの採血
ジンベエザメは、成長すると10~12mになる大型魚類なので、「怖っ」て思ったのですが、動物プランクトンなどの小さな餌しか食べないのだそうで、それなら安心ですね。
ジンベエザメの写真です。
村雲清美さんは、出身地の愛知県で外科の看護師をされていましたが、海が好きでダイビングを初めたことがきっかけで沖縄に移住しました。
その後、美ら海水族館(ちゅらうみすいぞくかん)に就職し、飼育員に転身したんだそうです。
ジンベエザメの採血については、「看護師時代の経験が役に立ってる」とおっしゃっておられますが、サメと人間では、えらく違うんじゃないかと思いますね。
ジンベエザメの採血に成功したのは、上の写真のガラパゴス諸島です。
他にも、村雲清美さんは、
「血管がどこにあるか想像つく、おとなしくなるツボを抑えたりできる。」
ともおっしゃっていて、看護師さんに脱帽です。
ところで、先に書いたスティーブン・スピルバーグの「ジョーズ」はホオジロザメなんですね。下がホオジロザメです。
一口にサメと言っても、凶暴なのやら温和なのやらいるのですね。
エイの目玉引っ込め
美ら海水族館の研究には、
エイが目を守るために目玉を引っ込めるメカニズムを世界で初めて解明した
なんてのもあります。
村雲清美さんはこちらの論文の著者名にも名前を連ねておられます。
論文によると
- エイは、海底面で生活することが多く、目だけを砂の上に出していることもある
- エイはまぶたがなく、目をとじることができない
- このため、目を守る目的で目を埋没させると考えられる
- エイ類の眼球の移動距離は、眼球の直径にほぼ等しい
- 移動距離は、脊椎動物の中で最大
などということが解説されています。
村雲清美さん
村雲清美さんご本人ついては、あまり情報がないようです。
- 愛知県出身で、同県で外科助手
- 27歳でダイビングを始める
- 南の海の近くに住みたい、と39歳で沖縄に移住
- 41歳の時、美ら海水族館の救護室に転職
- 美ら海財団の獣医師の目に止まり、飼育員に転職
ガラパゴスでは水深30mでジンベエザメを待ち伏せた・・・とのことでかなり危険と背中わせだったようです。サメの危険を心配してましたが、別の意味の危険があったのですね。
今後もお元気にご活躍してほしいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。