新型コロナウィルスによる肺炎が世界を席巻しています。
そんな中で、百田尚樹氏による安倍総理批判がTwiterでブチ上げられました。「安倍総理には危機管理能力がない」
どういうことなのか私見を述べます。
こんなことを言いたくはないが、安倍総理には危機管理能力が欠如しているのが明らかになった。
政治家の真の実力は、未曾有の緊急事態に対して、勇気ある決断を下せるかどうかにある。
悲しいことに自民党の大臣たちも皆失格。
もちろん野党とメディアはそれ以下。
つまり日本は全然ダメな国なのだ😖 https://t.co/rs1qV9Wa0x— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) January 30, 2020
これは、言われても仕方ないですね。
各国の対応
米国
米国は29日、米国人195人を米政府のチャーター機で武漢から移動、カリフォルニア州の空軍基地に到着しました。
米保健当局者によると、退避してきた人々には、同基地内で少なくとも72時間の隔離・経過観察措置がとられるということです。
オーストラリア
チャーター機で退避した自国民を、オーストラリア本土から1500キロ離れた孤島クリスマス島で2週間隔離し、経過観察すると公表しています。
韓国
武漢からの帰国者全員を、政府が用意した臨時の施設で、2週間程度無条件隔離します。
一部の施設では、近隣住民による講義デモが起きているそうで、さすが韓国ですね。民度の低さがありあり。笑
日本
ホテルが用意され、安全確認されるまで待機(時間の制約なし)となっていますが、帰国者の中から、2人が検査を拒否して帰宅してしまったことが話題になっています。
ホテルに対しては、称賛の声があがっています。
「風評被害が出るかもしれないのに、素晴らしい対応だ」と。
安倍総理とWHO
新型肺炎は、発症していなくも感染する可能性が否定されていません。
なので、検査を拒否した2人が感染を再拡大する危険が指摘されているのです。
政府は、1月28日に新型コロナウイルスによる肺炎を、感染症法に基づく「指定感染症」と検疫法の「検疫感染症」に指定する政令を閣議決定しました。
しかし、施行を2月7日としたため、帰国者への検査を強制できませんでした。
1月31日になって、安倍総理は、衆院予算委員会で、2月7日施行予定だった同政令を「1日から施行する」と前倒しを表明しました。
その理由が、世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言にあるというの情けないですよね。
中国からWHOに、緊急事態宣言を回避するよう圧力があったことも報じられています。
政治的思惑に動かされるWHOの決定に頼るべきではありませんし、自国民を守るかどうかの瀬戸際で頼っていいものではありません。
菅官房長官と人権
また、菅官房長官は、「『指定感染症』には罰則がついており、人権の問題などから周知期間が必要だという見解だった」としています。
しかし、ここで比較されるのは、人権と人命です。
検査拒否の帰国者を、強制的に隔離観察したとしても、それによって人命が失われるわけではなく、むしろ、同居家族や近隣住民にとっては安心なはずです。当人にとっても感染していた場合、早期に発見され、迅速な治療が受けられます。
危険性をかえりみず帰宅を許して、その方が感染拡大、という結果になった時の社会からの非難などを考えても、益のない決定だと思います。
結果的に、社会からの声が届いたのか、検査拒否した二人は、検査を受けたいと申し出があったそうで、少し安心です。
パンデミックへの恐怖
世界は、新型コロナウィルスのパンデミックを恐れています。
1月30日にドラッグストアを2軒回りましたが、手指消毒剤は売り切れだったことからも社会の恐怖がわかります。
検査拒否した帰国者について、SNSでは、
- こんなときこそ名前を特定
- 名前不明でいいから住所を、近づかないようにしたい
- 検査拒否して自分が感染拡大を考えない?
などの声が上がっています。
リーダーシップ
こんな事態に、WHOの決定を待ってとか、人権優先とか言っている場合ではないと思います。
「責任は取るから、帰国者を強制隔離する」くらい言えるリーダーがいないのでしょうか。
結果、責任を取ることになったとしても、肩書を失うだけでしょう。左翼の人権派弁護士が出てきたとしても、いきさつを社会が知れば、英雄視されるのではないかと思います。
むしろ、名を売るチャンスにすら思うのは飛躍しすぎでしょうか。
まとめ
百田尚樹氏による「安倍総理の危機管理能力欠如」新型コロナへの対応「甘さ」を指摘について私見を綴りました。
国民を守ることより、WHOの非常事態宣言を当てにする安倍総理を批判しました。人権と人名を一緒くたにする菅官房長官にも言及しました。
帰国後検査拒否した2人についても触れています。
「政治家の真の実力は、未曾有の緊急事態に対して、勇気ある決断を下せるかどうかにある」(百田尚樹氏)
おっしゃる通りだと思います。強いリーダーシップの登場が待たれます。
最後までお読みいただきありがとうございました。