2/25NHKの「所さん!大変ですよ」には、マージャンで就活する企業が紹介されるようです。
これは目の付け所に感心しますね。
ネットのニュースによると、情報機器販売のスターティアが2017年4月入社の新卒採用から始めた「麻雀選考」が、いま大きな注目・・・とあります。
マージャンは、(家庭マージャンですが)結構やり込んでるし、以前サラリーマンしてたときには、人材募集の広告出稿から、面接までやったことがありますが、二つをつなげるって発想はなかったです。
気付かされてみると、これは人材の能力を見極めるのに最適だなと思いました。
この記事は、そう思う理由を書いています。
マージャンそのものの解説はしていないのいで、マージャンをご存知でなければちんぷんかんぷんになるだろうと思います。
マージャン
しばしば、金銭が賭けられ不謹慎な見方もされるゲームですが、将棋やチェスなどと違い、不確定要素が含まれます。
無作為に積まれた牌山から牌を持ってきて、交換しながら自分の手を作るため、何が来るかわからないのです。
想像と創造
イマジネーション(想像)とクリエーション(創造)の組み合わせのゲームです。
配牌(最初に配られた自分の手)を見て、最終的にどうなるかを想像しながら進めるので、ここを見るとその人の地頭がだいたいわかりますね。
想像力の弱い人は、早いうちから最終手を決めてしまい、終わってみると、
「こんな大きな手になってた!」
と悔しがることになったりします。
戦術として、早くから決め打ちする人もいるんですが、そっちだと勝率はあがりますが、大勝ちはしにくいと思います。
昔、対戦したお好み焼き屋の店主がこのタイプで、初回はかき回されて後手を踏み、複数回やるうちに点数では凌駕した覚えがあります。(ぶっちゃければ賭けてたんです、もう時効ですが、笑)
で、この自手を最大限に大きくするためには、イマジネーション(想像力)が非常に大きく影響します。
配牌から、上は役満・手役とドラを重ねて、倍満・ハネ満、最低ではピンフのみと幅広く予想し、状況に合わせて、変えていかねばいけません。
イマジネーション(想像力)で自手の最大化を考えながら、牌山からツモってくる牌を生かしてクリエーション(創造)するゲームと言うことです。
想像力の弱い人は、ここが困難で、一色手と思い込んだら状況変わってもそれだけに固執し、うまくいくときもあれば、まるきり正反対の結果を見ることもあります。
対戦相手
先に書いたイマジネーション(想像)とクリエーション(創造)は、自手を作るためだけに生かされるわけではなく、対戦相手への対応にも生かされます。
どうやって人を判断するか
先に書いた企業では、
私たちが営業職に求める能力は、『決断力』と『勝負所を掴む嗅覚』の2つ。こうした資質を確かめるのに、『麻雀』はぴったりだと考えています」
とのことですが、成績に現れる能力よりも地頭のレベルがわかるのがマージャンだと思います。
自由度の高い発想ができるかどうかなんてすぐわかってしまうでしょうね。まあ、心配なのは判断する側がマージャンに精通してないとダメってところでしょうね。
「マージャンは腕か運か?」って聞きますが、こんなこと言ってるレベルではダメです。「マージャンは地頭だの良さだ」くらい言えないと難しいかもしれません。
放送でどんな話題が提供されるのか楽しみです。
まとめ
2/25NHK放送の「所さん!大変ですよ」から、マージャンで就活する企業についての私見をまとめました。
目の付け所に感心しました。
過去に戻れるなら、ぜひやってみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。