ちょっと知りたい雑学

貧血への対策、食材と鍋やケトルでもできる?

健康には気をつけておられますか?本日は貧血の話題です。

貧血は、以下のような症状が現れます。

急に立ち上がったり、立ちっぱなしでいて低血圧になり、めまい・立ちくらみが起こるのは、一過性の脳貧血(起立性低血圧)であり、医学的には貧血とは異なるものです。

最もよく見られる貧血は、鉄欠乏性貧血だそうで、この記事は、鉄欠乏性貧血への対策をまとめてあります。


鉄欠乏性貧血

大部分の貧血は、赤血球を造る際に欠かせない鉄・ビタミン12などの栄養が欠乏することで起こります。
言い替えると、大部分の貧血は、一種の栄養障害であると言う事もできますね。ですから、貧血を予防するには毎日の食事が重要になってきます。

栄養状態の良くなかった時代には、子供の4人に一人が貧血と言われていました。その後、高度経済成長期に食生活が豊かになると貧血は減少しました。

ところが、1990年頃からまた貧血になる人が増えてきて、食生活の変化が原因と推定されています。

ダイエットブームなどの影響もあるのでしょうね。

ヘム鉄と非ヘム鉄

鉄分は、ヘム鉄非ヘム鉄にわけられ、それぞれ以下の様な特徴があります。

日本人は、植物性の食事が多いため非ヘム鉄での鉄分吸収が多いのですが、上記のように非ヘム鉄は吸収されにくく、鉄分不足になりがちなのだそうです。

鉄分は、たくさんの量を摂(と)る必要はないですが、成人男性で1日に10mg、女性で12mgの接種が必要とされています。育ち盛りの青少年や女性は貧血になりやすく、普段から補給を心がける必要があります。


 

貧血対策にお勧めの食材

それぞれ、100グラム当たりの含有量を表しています。

ヘム鉄の食品

非ヘム鉄の食品

食事に、少し気をつけることで改善できそうですね。

 

鉄鍋や鉄製のケトル

鉄鍋・鉄瓶・フライパンなど鉄製の調理器具はたくさんあります。鉄製は重いですし、手入れを怠ると錆びてしまうなどと敬遠されがちです。

しかし、貧血予防になるのであれば、使ってみてもいいのではないでしょうか。

 

鉄製調理器具による効果

鉄器を調理に使った場合、中華料理などの炒めものでは、0.5~1.5ミリグラム、シチューなど、じっくり煮込んだ料理では3~4ミリグラムの鉄分が鉄器から溶出することが確かめられているのだそうです。

1日に必要な鉄分を補うのに十分とはいえませんが、それなりに効果がありますね。

レバーが嫌いだとか、魚介類は苦手などと言う方には、利用価値があるのでじゃないでしょうか。

 

鉄瓶でお茶を淹(い)れると

鉄瓶で沸かしたお茶はどうかと言うと、緑茶にはタンニンと言う物質が含まれています。

このタンニンは鉄分と結合して体内で吸収されにくい物質となります。このため鉄分の摂取を求めるのなら、ほうじ茶や烏龍茶をお勧めします。

 

鉄だるま

鉄だるまとは、料理に鉄分を溶出させるために、鍋に入れる鉄の固まりです。カスタマーレビューも高評価のようでお試ししてもいいかもしれませんね。

 

いかがでしたでしょうか。健康を損なう事のないようにして明るい人生を送りたいものですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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