緑黄色野菜と淡色野菜、どう分類しているのでしょう。違いは?カロテンとは?それぞれの野菜の種類は?
ホントに役立ちそうな雑学を書いてみます。
緑黄色(りょくおうしょく)野菜とは
野菜は、色の濃い有色野菜と色の薄い淡色(たんしょく)野菜に分けられ、一般的に有色野菜を緑黄色野菜と読んでいます。
緑黄色野菜の定義は、
「原則として可食部100g当たりカロテン含有量が600マイクログラム以上の野菜」
という基準が厚生労働省により定められています。
ただ、栄養指導上、カロテン含有量が600マイクログラム以下の野菜でもカロテン以外の栄養素を多く含む野菜を緑黄色野菜として取り扱うよう指示しています。
- トマト(540マイクログラム)
- ピーマン(400マイクログラム)
- グリーンアスパラガス(380マイクログラム)
などは、カロテン含有量が基準以下ですが、ビタミン・ミネラル・アミノ酸などが含まれており、日常的に食べられる野菜であるため、緑黄色野菜として取り扱われます。
ナスやキュウリは色の濃い野菜なので緑黄色野菜と思われがちですが、カロテン含有量が少なく、その他の栄養素もあまり含まれないため、淡色野菜に分類されています。
ナスとキュウリは、糠漬け向きで大好きなんですが、そうだったのかって感じですね。
カロテンとは
カロテンとは、ニンジンの橙色のもとになっている成分で、英語でニンジンをcarrot(キャロット)と言い、ここからカロテンとなったのだそうです。
カロテンは、強力な抗酸化力を持つ栄養素です。体内に入ると構造が変わり、ビタミンAの効力を発揮するする物質プロビタミンAとなります。
プロビタミンAには、皮膚・粘膜を健康に保つ働きがあり、ガンを抑制する効果があります。
これはたくさん食べなきゃと思いますよね。どの野菜を食べると良いのか後述します。
緑黄色野菜一覧
カロテン含有量の多い野菜15位、までが以下になります。
- しそ(11000)
- モロヘイヤ(10000)
- ニンジン(8200)
- パセリ(7400)
- バジル(6300)
- アシタバ(5300)
- シュンギク(4500)
- ほうれん草(4200)
- カボチャ(4000)
- 大根(葉:3900)
- ロケットサラダ(3600)
- ニラ(3500)
- おかひじき(3300)
- みつば(3200)
- 小松菜(3100)
( )内は、それぞれの野菜の生でのカロテン含有量(単位はマイクログラム/可食部100g当たり)
これくらいあったら、お口に合う野菜もあるのでは?たくさん食べましょう。
この中に前項のトマト・ピーマン・グリーンアスパラ等も含むってことですね。
シュンギクも大好きなので写真探してきました。(ナンノコッチャ)
淡色野菜一覧
- 枝豆(260)
- カリフラワー(18)
- キュウリ(330)
- スイートコーン(53)
- ダイコン(根:1未満)
- そら豆(240)
- レタス(240)
- ナス(100)
- 白菜(99)
( )内は、それぞれの野菜の生でのカロテン含有量(単位はマイクログラム/可食部100g当たり)
終わりに
枝豆は、野菜じゃなくって「ビールのつまみ」に勝手に分類しています。同意の方も多いのではないでしょうか。この記事を読んで酒量が増えても自己責任でお願いします。
緑黄色野菜って言葉は知っていましたが、こんなに奥の深いものとは知りませんでした。
これこそ「ちょっと知りたい雑学」ではないかと自画自賛しています。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。