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トマトが赤くなると医者が青くなる?なんのこっちゃと思われましたか?
ヨーロッパの古い言い伝えなんだそうです。どういう意味なのでしょう。
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トマト
原産地は、南アメリカのアンデス山脈(ペルー・エクアドル)の高原地帯です。ヨーロッパに16世紀頃に伝わり、初めは、観賞用として栽培されていました。後にペーストやケチャップなどの原料として加工用のトマト栽培が盛んになりました。
日本では、冬場に枯死するため、1年生植物ですが熱帯地方では、多年生植物で環境が良ければ長年、開花と結実を続け、生長量は8m~10mとありますが、どんな状態なのか見てみたいものですね。
日本のトマトは
日本には、18世紀になって伝わったのだそうです。せも、当時はその赤い実を毒だと思い込み、もっぱら観賞用に栽培していたそうです。明治時代半ばには食用としての栽培が始まりますが、本格的に野菜として家庭で食べるようになったのは、第二次世界大戦の後のことなのだそうです。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」意味と由来
さて、トマトは、健康に良い栄養素をバランスよく含んだ夏野菜です。
このことから、昔のヨーロッパでは、夏場に”トマトを食べると医者がいらなくなる”ことから「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われたのだそうです。
実際にトマトを食べる夏場は医者いらずだったのでしょうね。
トマトの栄養素とは
- カロテン・・・のどや鼻・気管支などの粘膜を丈夫にし、風邪をひきにくくする。
- ビタミンB・・・老化抑制・不足すると壊血病(かいけつびょう)に
- 〃 C・・・美肌効果・風邪予防
- 〃 E・・・老化抑制
- カリウム・・・・塩分排出を助ける
- 食物繊維・・・腸内環境を整える
などです。
特に、人間は酸素なしで生きられませんが、酸素には細胞を酸化させ、老化や動脈硬化、がんなどの生活習慣病を引き起こす作用があることがわかってきました。
そこで抗酸化作用を持つリコピン(トマトの赤い色素成分)やβ-カロテンに期待が集まっています。
中でもリコピンの抗酸化作用は強力で、β-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍ともいわれているそうです。
医者が不要になることわざ
「医者が不要になる」という言い回しは、他にもあります。
- 腹八分目に医者いらず(日本)
- 医者を殺すにゃ刃物は要らぬ、朝昼晩に梅(干し)を食え(日本)
- 一日に一個のりんごは医者を遠ざける(イギリス)
- 毎日のりんご一個は医者の費用を節約できる(スペイン)
などですね。
トマト・リンゴ・梅干しと出てきて、赤いものの集合に見えるのはただの偶然でしょうね。青りんごも黄色トマトもあるので。
この記事が少しでもお役にたてば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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