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2月6日放送所さん!大変ですよ「あなたの知らない“化学調味料”の謎」
スーパーなどで見かける「化学調味料無添加」の文字。そもそも化学調味料とは何なのか?調べていくと「化学調味料」という言葉が誕生した背景に衝撃の事実が浮かび上がる!
「化学調味料」と言う言葉が独り歩きして、「無添加」をくっつけていかにも健康そうな雰囲気を醸し出しています。
この記事は、化学調味料と呼ばれるようになったいきさつ、その周辺の思惑について解説しました。正しくは(現在は)うま味調味料と呼ばれ、安全性は、日本はもとより海外の組織によっても認められています。日本うま味調味料協会より
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化学調味料とは
1960年代に公共放送の料理番組で、「商品名を使いたくない」ために使われ始めた造語です。似たような例は、
- セロテープ:ニチバンの登録商標で、他に入手可能な商品がなかったため普通名詞のように使われ、商標であることを知らない人が多い(放送で使うとセロテープのコマーシャルに見える)⇒ 粘着テープと言い換えた
- 山口百恵の「プレイバックPart2」では、「真紅なポルシェ」の部分が商品の宣伝になるため「真紅なクルマ」に変えて歌った
- お正月でおなじみの破魔矢 ⇒ 縁起物の矢
- オセロ ⇒ リバーシ
- シャーペン ⇒ メカニカルペン
この公共放送では、上記のように言いかえるんだそうです。
破魔矢が登録商標とは知りませんでした。
公共放送とは、言わずとしれたNHKです。「味の素」を料理番組で使いたくなかったんですね。
でも、自分で作った放送ガイドラインには
企業名や営業上の商品名・サービス名・ロゴマークなど(この章では以下「企業名など」とする)を放送できるのは、番組編集上必要で、広告目的ではない場合である。
放送で企業名などを使う場合には、
本質的に必要なのか、その他の表現に置き換えることはできないのか
視聴者の理解を助けることになるか
NHK放送ガイドライン2015より
としています。
「広告目的でない!」って言い張っても、商品名を番組で使うと、メーカーから謝礼が来たりして汚職につながると心配してるのでしょうか。
NHK(エヌエッチケー)は今じゃ、中韓の広報に成り下がって「イラネッチケー(NHKの放送だけを受信しないようにする機器)」なんて物が出ていますね。
「シャーペン」を「メカニカルペンシル」と言い換えていたんでは、視聴者の理解を助けるどころか、視聴者の理解を混乱させることになりませんか?
おバカな公共放送ですね。中韓何かと仲良くしてるとバカになるのでしょう。
こんな経緯で、捻じ曲げられて、味の素は「化学調味料」になります。
うま味調味料とは
うま味とは
味には、「甘味」「塩味」「苦味」「酸味」とされてきましたが、1907年(明治40年)、日本の化学者池田菊苗(いけだきくなえ)が発見し、味の素誕生のきっかけとなりました。
うま味調味料の主成分は、グルタミン酸ナトリウムでグルタミン酸は、天然の食材に存在します。また、味噌やチーズなど発酵食品にも含まれています。
赤ちゃんが、生まれてはじめて口にする母乳にも多く含まれているそうで、科学どころか、人体が製造しているんですね。
「化学調味料」は、正確にはその意味を表さず、現在は公式には使われていません。
行政の統計資料等も「うま味調味料」に変更されています。
化学調味料無添加のウソ
先に書きましたように。化学調味料は、造語であり、科学的な基準なんてものはありません。
しかし、イメージとして人々の脳裏に残っているので、それを利用する、賢い(ズル賢い?)企業が現れて、「化学調味料無添加」とか表現します。
これを目にした消費者は、「なんか健康に良さそう、化学調味料はきっと身体に悪いんだわ」と、勝手に解釈してくれます。
賢い(ズル賢い?)企業は「俺、ウソは言ってないもん」と素知らぬ顔して利益を上げるんですね。
似たような事例は「タウリン1000ミリグラム配合」なんてのもあります。
「1000ミリグラム?そんな風に言うなら、きっとタウリンって身体にいいんだろうな、それがそんなにたくさん入っているなら飲んでみようか」となります。
タウリンの効果にはここでは触れません。悪いはずはないと思います。量の問題だけ触れます。
さて、1000ミリグラム=1グラム
です。
身体に良さそうなものがたくさん入ってると思わされます。つい買ってしまいます。
1グラムって言ってもインパクトがないから、わざわざ「1000ミリグラム」としたんでしょうね。こちらも、ウソは言ってないし、印象づける素晴らしいコピーだと思います。
そんなウソではない話の先に、「美味しんぼ」のようなうんちく並べた出版物が出てきて、誇大に表現すると、ますます人々は信じてしまいます。
10年前には、ヤマザキパンでも同じような騒ぎがありました。
ヤマザキパンはなぜカビないか
「ヤマザキパンはなぜカビないか」と言う出版物があり、【大量の「臭素酸カリウム」を使っているからではないか】としていました。
しかし、ヤマザキパンでは、厚労省の認めた基準で使用しており、カビにくいのは、高度に管理された衛生環境で製造されるからです。
また、ヤマザキパンでは、「臭素酸カリウム」を使う目的を「パンに不向きな輸入小麦をふっくらと焼き上げるため」としていました。
家庭で作るパンがカビやすいのは、「家庭の台所がヤマザキパンの工場より不潔であるから」とされています。産経ニュース
その後、ヤマザキパンは、技術を向上させ「臭素酸カリウム」を使わなくても輸入小麦に対応できるようになった、と発表しました。
すると、先の出版物の(こりない)著者は、「自著の批判が、ヤマザキパンを動かした(批判に負けて使わなくなった)」とウソぶいていたのは笑えましたね。
まとめ
2月6日放送所さん!大変ですよ「あなたの知らない“化学調味料”の謎」から、「化学調味料」と「うま味調味料」間違った言葉を作ったのがNHKであることを解説しました。
この記事は、「日本うま味調味料協会」の情報を元にしています。「日本うま味調味料協会」の情報が全て正しいとは思いませんが、「化学調味料」については信頼できると思い、参考にしました。
「ウソじゃないもん」と書きましたが、それはどこにでもあることだと思います。
どこかを(特に権威のありそうな人や組織を)一方的に信じてはいけないと思います。
WHOも、新型コロナウィルス対して「非常事態宣言」を中国の圧力により遅らせていました。日本政府は、WHOの「非常事態宣言」に従ったために何かと遅れを取っています。
様々な情報を分析し、その中から証拠を拾い出し、自己の判断を下す、情報があふれる現代社会、この考え方がますます重要になっているのだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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