スポンサーリンク
1月23日放送:所さん!大変ですよ「シニアを襲う燃え尽き症候群 “仕事ロス”の恐怖」
女性ばかりの和太鼓教室に通う1人のシニア男性。理由は「ヒマだから」。男性は長年大手企業に勤めるものの、68歳で退職。現役時代の肩書きや名刺が捨てられず、新しいことを始める意欲もわかない燃え尽き症候群“仕事ロス”に陥ってしまった。調べてみると、仕事ロスのシニアは増えていることが判明。番組では引退を間近に控えたプロレスラー獣神サンダー・ライガー選手に密着し、仕事ロスにならずに現役を退く方法も模索する。
定年になり、仕事を失って燃え尽き症候群になるシニア、そんな燃え尽き症候群の症状・原因・対策をまとめました。
スポンサーリンク
燃え尽き症候群
責任ある仕事についていた人が、ある時を境に燃え盛っていた火が消えるように意欲を失い、投げやりになってしまうことを言います。
定年を迎えて会社人間でなく個人になると、定年うつとも言われる症状が出ることもあるようで、精神科医は「定年症候群」と呼んでいるそうです。
症状として
- イライラが続く
- 絶望感に襲われる
- 常に疲労感がある
- 他人への関心がなくなる
- 居場所がないと感じる
- 悲観的になり、自死の可能性
警察庁のデータによると2017年の自殺者数は21321人です。
年代別に分けると、
- ~19歳・・・567(2.7%)
- 20代・・・2213(10.4%)
- 30代・・・2703(12.7%)
- 40代・・・3668(17.2%)
- 50代・・・3593(16.9%)
- 60代・・・3339(15.7%)
- 70代・・・2926(13.7%)
- 80代・・・2256(10.6%)
- 不明・・・56
となります。
()内は、全数に対する割合です。
60代~80代の高齢者で、40%になります。
また、男性の自殺者は、14,826人で全体の69.5%になります。
自殺の原因が、燃え尽き症候群とは限りませんが、50代から70代がパーセンテージの、2位から4位を占めているのがわかります。
古いですが、こんな記事も、
日本は自殺大国。自殺率は十数年3万人台で推移し昨年も3万人を超えた。最近増えているのが団塊の世代。定年後に自殺するケースが多く、鬱病の高発年代なのだ。
zakzak by 夕刊フジ(2012年1月28日)
自殺者数は、この頃より減少しているのが救いですね。
燃え尽き症候群の原因
- 仕事を失い、自分の存在価値がわからない
- 仕事をしていない自分はどんな目で見られるか不安
- 時間があまり、なにをしたらいいかわからない
- 仕事を辞めたことにより生活リズムの土台が崩れた
- 家族やコミュニティがなく、孤独感を感じる
1日24時間の中で、通勤まで含めると、10時間から、人によったら12時間越えて仕事に費やして来て、ある日突然ぽっかりと時間が空くと、それは大きな差でしょうね。
仕事一筋で、特に管理されることに慣れているとなりやすいようです。
会社では、仕事・上司に依存し、家庭では嫁に依存して生きていると暇を持て余してしまい、日中からアルコールを飲み始め、アルコール依存になり、アルコール依存者の3割はパチンコ・競輪などのギャンブル依存症を誘発すると言う説もあるそうです。
仕事で忙しくしている間は、好きな釣りもできず、定年を迎えます。
「さあ、思いっきり釣りを楽しもう」と張り切っても、朝から晩まで、それも毎日だと飽きてしまいます。
忙しい仕事のわずかの隙間を利用している間は、すごく楽しいのに、暇になってみるとそうでもなくなるのじゃないでしょうか。
絵を描くとかの趣味ならば、コンテストに出してみるとか、目標を持つようにすると集中力が続くかも知れませんね。
対策
- 自分の居場所を見つける
- 料理や洗濯、掃除など家事を自分でおこなう
- 趣味や習い事をはじめる
- 友人や家族と会う時間を増やし、一人でいる時間を減らす
- ボランティアや地域サークルなど社会とのつながりをつくる
- 散歩やジョギングなどスポーツを取り入れる
男性に多いのですが、仕事を中心に生きてくると、仕事が生活のペースメーカーとなります。
定年を迎えると、それが亡くなり虚脱感が残り、うつを発症することがあるのだそうです。
定年うつに限らず、老人性うつもあって、「年だし仕方ないか」と周囲が判断していて診察すると老人性うつだったと言うことが非常に多いのだそうです。
そして認知症ともその見え方が似ているのですが、認知症は治りにくいのに対して老人性うつは、治療しやすいのだそうです。
家族や周囲が気づいてあげられると良いですね。
まとめ
1月23日放送:所さん!大変ですよ「シニアを襲う燃え尽き症候群 “仕事ロス”の恐怖」から、死Sニアを襲う燃え尽き症候群について解説しました。
症状・原因・対策を書きました。
この状況から逃れるのは、周囲や家族の協力なしには、困難では?と思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
スポンサーリンク
コメント