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「思う壺」って言いますよね。ニュアンスとしては、思った通リになること、となんとなくわかりますが、ではなぜ「壺(つぼ)」なのでしょうか。
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そもそも壺(つぼ)とは
主として食料や水、酒などの保存や運搬に使う容器で陶器で作られる事が多いですが金属やプラスチック製のものもあります。
写真のようにだいたい丸い形で入り口は小さくなっていることが多いです。
思う壺の壺は
この場合の壺は、丁半博打に使われる壺ザルのことです。
壺ザルは、陶器ではなく、籐(とう)でできています。
籐とは、英語名でのラタンのことでこちらの方が耳に馴染んでいるかもしれませんね。
家具や籠(かご)などの材料になっています。
写真は籐製のセパタクロー用のボールと椅子です。籐をイメージできるかと思います。
籐(とう)は、「たけかんむり」です。藤(ふじ)は、「くさかんむり」なので取り違えないように気をつけましょう。
丁半博打とは
時代劇やヤクザ映画なんかで見ることがあります。
盆ゴザの中央で壺ザルに2個のサイコロを入れて壺ザルをふせ、中のサイコロの合計数が丁(偶数)か半(奇数)かを予想してお金を賭けるのです。
丁半の掛け金が等しくなるように合力(博打場の管理人)が調整し、「勝負!」と声をかけて壺が開けられると当たった人は大喜び、外れた方はがっくりなんでしょうね。
命の次に大事なお金をかけているので荒っぽい事も起こるのかと思います。
思う壺の由来と意味
で、命の次に大事なお金をかけているので賭けた人は、みな自分の思い通りになってくれと祈りつつ壺を見つめます。
ここから「思う壺」という言葉ができたのだそうです。
意味は、先にも書きましたが思った通りになることです。悪く聞こえますが「たくらんだ通リ」と言うのもありますね。
いかがでしたでしょうか。
この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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