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あなたは、ご自身のお子さんをいじめから守れますか?
近々、中古住宅を買って引っ越す予定です。
一番心配なのは、小学3年生の長男が新しい学校になじめるのかなってことです。
そこで、懸念されるいじめについて調べています。
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いじめ加害者を厳罰にせよ
表題は、現在読んでいる書籍の題名です。
「いじめ加害者を厳罰にせよ」ISBN 978-4-584-12386-7内藤朝雄著
読んでいる途中ですが、気づきの多い本です。
私のもとにTV局から出演依頼があった。メールで送られた企画書にはこういったことが書かれていた。
「こちらで『いじめられている生徒はなぜ話を聞いてくれる人がいないと自殺するのか?』と聞きますので『気持ちを受け止めてもらうことが大切だから』と答えて下さい。」
そこで私は、「話を聞いてもらえば、いじめ被害者が自殺しなくなるなどということはありません。ひどいいじめをされて、話を聞いてもらって、その後で、相変わらず加害行為が続いて絶望して自殺するケースはいくらでもあります。重要なことはいじめ加害者の迫害を止めること。」
とメールで返信した。「いじめ加害者を厳罰にせよ」から引用
その結果、著者の出演は取り消されたそうですが、このTV局のディレクターのように私達だって同じ誤解をしていないでしょうか?いじめによる自殺事件を耳にすると、
”自殺する前に誰かに話せばよかったのに・・・”
などと安易に考えたり、口にしているような気がします。
いじめ加害者の迫害を止めること、これこそが急務なんですよね。
死なないで
有名人コメントの中で最悪なのは、「死なないで」というメッセージである。(中略)いじめられてつらい思いをしている生徒は、必ずしも最初から自殺を考えているわけではない。
(中略)
彼らは自分の置かれている状況をどうとらえ、どう行動していいのか決められずにいる。
(中略)
いじめ被害者は、「死なないで」と言うメッセージを受け止めると、「自分の置かれている状況は、死ぬか生きるかなんだ」と思ってしまう。
(中略)
WHO(世界保健機関)は、世界中の報道機関に対し、生活上の困難に直面している人に「生きるか死ぬか」という選択肢を示すような報道をしてはならない、と言う声明を出している。
(同書籍から引用)
「死なないで」と言うことで、被害者に「生と死」の選択肢を与えて(教えて)しまう・・・と言うことなんですね。
自分の子どもにだって言ってしまいそうじゃないでしょうか。
我が子をきつく抱きしめ、言葉じゃなくて暖かさを伝えてあげて、加害者を叩きのめさなければなりません。(乱暴な言い方ですが、)
「教育」と言う宗教
「仙台根性焼きいじめ事件」
報道によれば複数の同級生から殴る蹴るの暴行や「根性焼き」のいじめを受けた生徒が学校に相談。同級生との話し合いでイジメの一部について謝罪を受けたものの、その後に学校側が被害生徒に「他の生徒に同様を与えた」との理由で自主退学を求めたと言う。その後、被害者とその保護者が警察に被害届を提出(のちに学校側が退学処分を撤回。)
(中略)
学校として許されることではない。だが学校に何らかの処分はなかった。マスコミも学校名をすぐに報じようとはしなかった。
もしも一般企業であれば、どうだろうか。
たとえば2011年の「ユッケ食中毒事件」では、行政からもんだの会った店舗に無期限の営業停止書部が下され、運営会社も全店舗の営業停止、後に廃業。企業や店舗名は大々的に報じられた。
(中略)
このような違いが現れるのは、学校が「聖域」として特別扱いされているからである。
(同書籍から引用)
これにもビックリしました。確かにその論の通りで、この本を読むまで疑問にすら感じてはいませんでした。
”学校は、一般社会と違う。警察権力などにいいようにされてはいけない・・・”なんて頓珍漢な思考があったように思います。それで自分の子どもを守れるのか?と深く考えさせられました。
まだ読了していませんので、続けて記事にしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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