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小春日和って言葉があります。あんまり使ったこともないのですが、春ではなかったんですね。誰かとの会話で話題になっていたら、恥かいてたかもです。
と言いつつ、春の写真を貼り付けていますが、春じゃないですからね。この後説明します。
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意味と由来
小春日和って見ると小さな春なので春の初めかなって思ってしまいますが、違います。
国語辞典によると、
小春・・・・・・・【暖かくて春らしい気分がする意】 陰暦10月の異称
小春日和・・・陰暦10月の頃のよく晴れた暖かいひより
小春は冬の季語でもあります。
ものさびし上野の山の小春哉・・・正岡子規
ちなみに日和とは
- その日の空模様
- 何かをするのに好都合な天候のぐあい・・・「遠足日和」、「ゴルフ日和」など
- 晴天・・・「秋日和」、「小春日和」など
いつ頃
陰暦10月の頃とは、現在の11月頃なんですね。写真にするとこんな感じでしょうね。
陰暦10月の頃、現在の11月頃は日本列島が移動性高気圧に覆われて、暖かい良いお天気になります。これが春を連想させるのですね。
吉田兼好の「徒然草」には
「10月は小春の天気、草も青くなり、梅もつぼびぬ」と書かれていて、春がきたと勘違いした梅がつぼみを膨らませることがあるとしています。梅がそうなら、我々人間が勘違いするのも当然かと・・・・。(言い訳)
間違い
小春日和を春のことと勘違いしている人は40%を超えているという調査結果があります。
文化庁による平成26年度「国語に関する世論調査」では・・・小春日和の正答の「初冬の頃の、穏やかで暖かな天気」は51・7%で、誤答の「春先の頃の、穏やかで暖かな天気」が41・7%だった。(産経新聞2015.9.20)
そりゃー無理ないわ、だって「小春」って言うんだもの。(またもや言い訳・・・)
ちなみに春日和とは
春日和というのもあるのです。が、小春日和より知名度が少ないようですね。
春日和・・・よく晴れた穏やかな春の天気、彼岸を過ぎて冷たい風がおさまり気温が上がって桜が咲き始める地域も、長続きはせず、数日で天気がくずれる事が多い。
こちらを知っていれば小春日和を間違わないかと言うと、私だったら、「春日和」が本格的な春真っ最中で、「小春日和」が春先だ・・・と理解するでしょうからやっぱりダメですね。
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