逆転人生「日系人が壮絶な奮闘」斎藤俊男とは?ティー・エスとは?

TV番組
Anna ArmbrustによるPixabayからの画像

スポンサーリンク

2月3日NHK、逆転人生「甘さが人気 ブランドねぎ誕生 日系人が壮絶な奮闘」日系ブラジル人斎藤俊男氏の企業家人生が紹介されます。

Anna ArmbrustによるPixabayからの画像

主人公の斎藤俊男さんは、日系ブラジル人2世として生まれた。出稼ぎのため来日したが、あこがれの祖国で一旗あげるため起業。しかし「外国人の壁」に直面し、なかなか信用を得られなかったという。農業ビジネスを志すも、当初、簡単には農地を貸してもらえず。その後ねぎ栽培が軌道にのった後も、風評被害にあうなど壮絶などん底の連続だった。ブラジルに渡り、ゼロから森を開墾した日系人たちの魂を受け継いだ熱き男の逆転劇。

この記事は、斎藤俊男氏のプロフィール、彼が起こした3つの企業、株式会社ティー・エス、学校法人ティー・エス学園、株式会社ティー・エス ファーム、それぞれの事業の変遷について解説しました。

スポンサーリンク

斉藤俊雄プロフィール

  • 1967年10月生まれ
  • ブラジル北パラナ出身
  • 1990年来日
  • 1995年「有限会社ティー・エス」設立:人材派遣業を開始
  • 2002年「株式会社ティー・エス」とする
  • 2008年リーマンショックにより経営悪化、農業への転身を模索
  • 2009年ネギ農家スタート「株式会社ティー・エス農業部門」と位置づけ
  • 2009年「学校法人ティー・エス学園」設立
  • 2012年「株式会社ティー・エス ファーム」設立
  • 2018年度外務大臣表彰

 

株式会社ティー・エス

  • 369-0306
  • 埼玉県児玉郡上里町大字七本木2831-1
  • TEL:0495-34-1075
  • FAX:0495-34-1775
  • HP

学校法人ティー・エス学園

  • 369-0306
  • 埼玉県児玉郡上里町大字七本木3706-22
  • TEL:0495-34-1951
  • FAX:0495-34-1963
  • HP

株式会社ティー・エス ファーム

  • 369-0306
  • 埼玉県児玉郡上里町大字七本木2831
  • TEL:0495-34-1079
  • FAX:0495-34-1775
  • HP

 

株式会社ティー・エス

面倒見の良い人柄らしく、日系ブラジル人の面接等に立ち会い、アドバイスしていました。

来日当初から日本語を話せたので、話せない他の日系ブラジル人から、頼られたんですね。そうして、人材を募集する会社の方と顔がつながり、しかも無償なので、本音でのお付き合いができたそうです。

 

ある日、一人の経営者に、「みんなに頼られてるんだからそれをビジネスにすればいいのでは」とアドバイスを頂きます。

しかし、当時は会社を作ろうとすると、300万円の資金が必要で、給料の良い高圧線の仕事でお金を貯めます。2年で600万貯まったそうです。

2年で600万というと、1ヶ月に25万ですよ、すごいですね。現在の高圧線の仕事の募集を見ても、「18万~40万」となっており、当時の方が給料が良かったのでしょうか。それともダブルワークとか?いずれにしても大変な努力だっただろうと思います。

こうして、有限会社ティー・エスを設立、人材派遣業を開始します。

600万の半分を会社設立費用に、もう300万を初年度の生活費にあてて、経営スタートします。

日系ブラジル人が日本に来て、共稼ぎで働きたくても子どもがいて働けない、子どもを預けるにも言葉の壁があって・・・、そんな事情を知っていた斎藤氏は、社内に、日系人が、ポルトガル語で子どもの世話をする、保育室を作りました。ここらあたりが目のつけ所の良さですね。

 

人材不足の時期で、斎藤氏の面倒見の良さも加わって、取引先は25社、派遣社員は450人にもなります。

日本語が話せない派遣社員は、会話が通じて、面倒見の良い斎藤氏の元を離れるはずもなく、多くの人が喜んで集まっただろう、と想像できます。

また、派遣業だけでなく、業務請負のニーズもあり、業務請負の会社も設立します。

 

経営悪化

良いことばかりは続かず、2007年のリーマンショックの影響をもろに受け、現場の仕事を切られてしまいます。派遣社員は450名から80名へと激減します。

税金やローンが払えなくなり、役所へ相談に行く途中で、遊休農地を見つけます。「島国で土地が少ないのにもったいない」と考え、新たなビジネスに農業をとひらめきます。

国籍の違いで、農業認定を渋られたり、農業認定を隠れみのにして、土地転がしを画策してるのでは?と言われたりもしたそうです。

そんな時にも、それまでの知り合いから「そんな人じゃないよ」と言ってもらえ、応援してもらえる。現在の日本人も見習いたいような方ですね。

ネギ農家

ホウレン草、白菜、トウモロコシ、なす・・・いろいろな野菜に挑戦しますが、採算が取れず、その中でネギが安定的に利益をとれる事がわかります。

ここで、驚くのは、斎藤氏を初め、農業にチャレンジした社員たちが農業経験がなかったのです。

試行錯誤の中で、周囲の農家を頼ります。後継者のいない農家の人々にも愛され、土作りなどを熱心に教えてくれたそうです。人格のなせる技なんでしょうね。

農業をビジネスとして成り立たせるために、効率化にも力を注いだそうです。

人件費を抑えるために、自動化できるところは自動化し、専用の機械も導入します。

ネギは通常、1日かけて収穫、2日めに皮をむき、農協などを通過して、収穫から6日目くらいに店頭に並びます。斎藤氏の所では、朝早くから専用のネギ掘り機で収穫し、午前中に製造ラインで皮をむき、午後に出荷します。農協などを通さず、直接スーパーやレストランに届くので、収穫の翌日には、消費者に届きます。

新鮮な物を求められるこの業界ではこれは強みになったでしょうね。

この効率化は、業務請負時の経験も生きているのじゃないでしょうか。日本の製造分野の「カイゼン(改善)」は、世界に認められた言葉となっていますし。

 

品質向上にも熱心に取り組んでいるそうです。
「鍋物が多い冬は需要が高まり、太いネギが好まれる。夏場は焼き鳥などに使う細長いネギが好まれるので、育苗の段階から種の配分を変えるなどしています」

 

「目指すのは、ネギのナンバーワン。何でも1番がいい。大統領は知っていても、副大統領の名前は出てこないでしょ?」

この言葉には、なるほど!と思わされました。

「二番じゃダメなんでしょうか?」で有名な、嘘つきで、反日で、国益に役立たないどころか、国益毀損している、国会議員の女の口にねじ込んでやりたいですね。

 

ティー・エス学園

少子高齢化で、労働力として期待されている、外国人ですが、日本の慣習や言葉の壁に阻まれ社会に溶けこめずにいることも多いようです。

日系ブラジル人の斎藤氏だから、痛いほどわかるようで、ついには日系ブラジル人のための学校を作ります。もともと、派遣会社のときに作った保育室の流れで、設立され、小学校から高校生までポルトガル語での一貫教育を行っています。

学園HPから「建学の精神」です。ぜひお読みください。

建学の精神

地球の反対側の南米大陸では日本人・日系人を表現する言葉として「Japonês Garantido」(訳日本人日系人なら間違いない=信頼できる)が広く使われおり、移民された日本人の長きにわたる努力によりその子弟の多くは勤勉さと教育程度の高さから、政治、経済界、医者、弁護士など様々な分野で活躍しております。しかしながら、日本国内にいる在日ブラジル人等の多くの外国籍の方々は単純労働者として働き、その子どもたちは適切な教育を受けたくても受けられない現実に直面しており、日本の小学校へ通えばいじめを受ける、中学校へ進学しても中途退学する、その後の子どもの人生は容易に想像出来るものだと思われます。
そこで当学園では、逆境にさらされる外国籍の子どもたち夢と希望を与え、「学ぶことの大切さ」を知り、「多文化共生の重要性」を理解し、そして「日本との世界の架け橋」となることを理念に掲げて当学園を設立するに至りました。(学校法人ティー・エス学園 HPより)

 

海外に移住しても、日本人の誇りと民度を失わず、「日系人なら間違いない」と言われる人々、母国に住む私達も、自分の姿を見直してみるといいのかもしれません。

ここに「日本人の精神」が強く守られているように思います。

 

ティー・エス財団

2018年に「ティー・エス財団」を設立し、日系ブラジル人師弟のための奨学金を開始します。

ネギの売上金数億円の一部を奨学金に当てています。奨学金は、大学への入学金と4年間の学費の全額を支給し、返済不要です。

日本の公的奨学金の返済に苦しみ、そのための自己破産まで言われるのとは雲泥の差の私的奨学金ですね。

 

日本人の精神

多文化共生については、私は、日本に来ている外国人がまず日本の行事や文化などを色々学んでそれに合わせることが大事だと考えています。外から来た人に地元の人が合わせなければならないというのもおかしな話です。来た人が地元の人に認められるような運動をするべきだというのが私の考えです。皆さん好きで来ているわけですから、まず場に従って動くことは当然ではないでしょうか。

NPO法人 国際留学生協会/向学新聞より引用

 

こちらは、中・韓・北朝鮮の在日の口にねじ込みたいですね。

日本に合わせるどころか、権利だけを主張し、日本の文化を破壊し、日本人の金をかすめ取ろうとする奴らです。

 

過去に読んだ話ですが、
「人一人しか通れない狭い道で日本人と欧米人がばったり出会う。日本人は脇へ譲る。欧米人は”自分が勝った”と思い、会釈もせずに通り過ぎる。」
というのがあります。欧米人を中・韓・北朝鮮に変えても同じです。

先に要求するのでなく、まず自分が変わろう、相手に合わせよう。これが日本人の精神だと思います。

 

まとめ

2月3日NHK、逆転人生「甘さが人気 ブランドねぎ誕生 日系人が壮絶な奮闘」日系ブラジル人斎藤俊男氏の企業家人生、経営する3つの企業と、海外に移住しても守り続ける日本人の精神について解説しました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク

コメント

  1. 佐々木悦子 より:

    こんにちは、日本全国でも違う地域に引っ越したら その地域を学んで その人びとに合わせて、います外国でも 同じようにに合わせて、行く日本人です  世界で貴重な人間です 世界の人びとに日本の進化、と文化がいずれ高く 評価されるでしょ、だから  日本はしつかり人づくりを 人り人り親切にしていきたい

タイトルとURLをコピーしました