テキーラとは、原料とアルコール度数、飲み方とおすすめのカクテルを紹介

アルコール飲料

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テキーラをご存知ですか?

ジンやラム、ウォッカと並ぶメキシコ産の蒸留酒ですが、とても強いお酒のイメージがあるかも知れません。

この記事では、そのテキーラの原料・ルーツ・飲み方・おすすめのカクテルを紹介しています。

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テキーラの原料

テキーラの原料は、アガベ・アスール・テキラーナです。

写真は、そのアガベ・アスール・テキラーナですが、アロエに似ていますかね。

日本語では、竜舌蘭(リュウゼツラン)で、アガベと言う名はギリシャ神話のアガウエーから来ているのだそうです。

「竜舌蘭」と書いても「蘭」の仲間ではなく、アメリカ大陸全体に分布する多肉植物です。

アロエに似てるけどアロエじゃなく、竜舌蘭と書いても蘭じゃない・・・扱いにくい、ツンデレみたいな植物ですね。笑

テキーラのルーツ

メキシコは18世紀なかばにスペインの統治領でした。

伝説によると、その頃、アマチタリャ地方で大きな山火事があり、その焼け跡にアガベ・アスール・テキラーナが黒焦げになって残っていて、一面に良い香りが漂っていたのだそうです。

それで、焼けた植物をつぶしてみると、チョコレートのような液体が染み出してきました。舐めてみると甘い味がして、これを集めて絞り、発酵させたのがテキーラ醸造の始まりとされています。

そこから、良質のアガベ・アスール・テキラーナのあったテキーラ町(サンティアゴ・デ・テキーラ)のがテキーラのメッカとなったのだそうです。

もう一つ、別の伝説もあって、ハツカネズミがこのアガベ・アスール・テキラーナの甘い汁を巣に溜め込んでいるのを見つけ、それを集めて発酵するようになったとも言われています。

 

現在のテキーラは、ハリスコ州全域とミチョアカン州、チャリット週の一部で蒸留されたものだけがテキーラを名乗ることができるそうで、メキシコ政府がこのように決め、厳しい品質管理がされているのだそうです。

 

テキーラの度数

テキーラと言うとすっごく強い酒をイメージしませんか?

でもそれほどでもないんですよね。

酒類の度数とは、摂氏15℃の環境でエチルアルコールの含有量の割合を言い、「度」又は「%」で表記します。50度、または50%のお酒100ミリリットルには、50ミリリットルのアルコール分がある、と言うことになります。

 

テキーラとその他の蒸留酒の度数を比較してみます。

  • テキーラ・・・38% ~ 40%
  • ジン・・・・・40% ~ 50%
  • ラム・・・・・40% ~ 50%
  • ウォッカ・・・40% ~
  • ウィスキー・・40% ~ 60%
  • 焼酎・・・・・25%

となって、取り立ててテキーラが強いわけではないですね。

ウォッカは、90%と言う強いものがあり、ラムも75%を超えるものがあるそうで、テキーラは焼酎よりは上ですが、他の蒸留酒と比較するとむしろ弱い方ですね。

 

テキーラの飲み方

原産地メキシコでは、そのまま飲まれることが多いそうです。ライムを絞って飲み、その後に塩をなめるのが正統とされるのですが、胃を壊しそうですね。

他にも、カクテルのベースとしてよく使われます。次項でおすすめのカクテルを紹介します。

 

テキーラのカクテル

 

マルガリータ

テキーラのカクテルの定番といえば、マルガリータでしょう。

テキーラをメジャーな存在にしたのは、1949年アメリカでのカクテルコンテストでこのマルガリータが、3位に入賞したことがきっかけです。

レシピは

  • テキーラ1/2
  • コアントローorトリプルセック(オレンジ風味のリキュール)1/4
  • レモンorライムジュース1/4
  • 上記をシェイク
  • カクテルグラスの縁をレモン等で湿らせ食塩をつける

となります。さわやかなイメージですね。

カクテル言葉は「無言の愛」です。

フローズンマルガリータ

フローズンマルガリータは、甘くてさわやかなカクテルです。

レシピは、

  • テキーラ30ml
  • ホワイトキュラソー15ml
  • ライムジュース15ml
  • 砂糖 小さじ2
  • クラッシュドアイス

これらをミキサーでブレンドし、カクテルグラスの縁に塩をつけます。

カクテル言葉は「元気を出して」です。おしゃれですね、女性を励ます時にそっと耳打ち・・・なんて良いかもです。

 

マタドール

マタドールは、スペイン語で「闘牛士」という意味です。

レシピは、

  • テキーラ30ml
  • パイナップルジュース45ml
  • ライムorレモンジュース15ml
  • アイスを入れたグラスで軽く混ぜる

フルーティなカクテルで、カクテル言葉は「負けないで」です。

 

エクソシスト

エクソシスト、こんな名前のカクテルもあります。

レシピは、

  • テキーラ30ml
  • ブルーキュラソー15ml
  • ライムジュース15ml

氷とともにシェイクします。

青いカクテルで、日本以外では、青で憂鬱な気持ちや恐怖を表現することがあり、そこからエクソシスト(悪魔祓いの祈祷師)と名付けられたそうです。

カクテル言葉は、見つかりませんでした。

 

エル・ディアブロ

エクソシストを紹介すると、エル・ディアブロも並べなければいけません。何故か?

それは、エル・ディアブロとはスペイン後で「悪魔」と言う意味だからです。

鮮烈な赤色からこのような名がついています。

レシピは、

  • テキーラ30ml
  • クレーム・ド・カシス(カシスリキュール)15ml
  • ジンジャエール100~150ml
  • ライム1/2個

テキーラとクレーム・ド・カシス、氷をシェイクしてライムを絞り、ジンジャエールを注ぎます。

エクソシストのカクテル言葉はないのですが、「悪魔」にはありましてそれは「気をつけて」なんだそうです。

まさか「悪魔に気をつけて」ではないと思いますが・・・。

 

モッキンバード

モッキンバードは、和名「マネシツグミ」と言う、他の鳥の鳴き声を真似する鳥でメキシコなど北米大陸の南部に生息します。

Hippo_LytosによるPixabayからの画像「マネシツグミ」

  • テキーラ30ml
  • ミントリキュール15ml
  • レモンorライムジュース15ml

シェイクしてグラスに注ぎます。

カクテルは、鮮やかな緑色できれいですが、マネシツグミは、失礼ながらジミな色で、なんでこの名前と思いますね。

モッキンバードのカクテル言葉は「似たもの同士」なんだそうで、あんまりロマンチックじゃなくてすみません。

 

まとめ

この記事では、メキシコの蒸留酒「テキーラ」の原料、ルーツと飲み方、テキーラを使ったカクテルを紹介しました。

暑い夏には、こういったカクテルを片手にすると、気分が変わって良いかも知れません。飲酒量にはお気をつけください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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