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チョウザメってご存知?そう、キャビアの生みの親ですよね。
でも、サメ(鮫)じゃなかったってご存知でしたか?私は、今日まで知りませんでした。で、調べてみました。
チョウザメ
チョウザメ目チョウザメ科、古代魚とされる分類群のひとつ、体表にある硬鱗が蝶の形で全体にサメに似た体形から名づけられたそうです。
シーラカンスが3億年前、鮫類は1億年前から生息していたとされ、チョウザメはシーラカンスが多かった時代にいた魚の残存種と言われています。
下の写真がシーラカンスです。
チョウザメを食べる
チョウザメは、鮫と違い腎臓があるため、肉がアンモニア臭くなく美味なんだそうで、古代ローマでは、ロイヤルフィッシュ、中国では煌魚(エンペラーフィッシュ)と呼ばれているのだそうです。
肉:フグのように歯ごたえがあり、熟成させると独特の旨みが出る。
骨:軟骨質なので、から揚げ、テンプラにして食べる。
皮:厚みがあるため、湯引きにして和え物に。
頭:だしにしてスープに
内臓:肝・白子が美味、その他の内臓も煮込んでで酒の肴に
鰭:中国高級食材のフカヒレはもともとチョウザメのヒレだったそうで、鰭酒としても美味。
と捨てるところのない魚なんですね、食べてみたいです。
チョウザメの卵
世界三大珍味ですよね。ただ、ヨーロッパでは魚の卵を総称してキャビアと言うこともあるんだそうです。
ロシアでは魚卵全体をイクラと言い、チョウザメの卵をチョールナヤ・イクラ(黒い魚卵)と言うそうです。
イクラってロシア語だったんだ。知りませんでした。
日本ではサケの卵をバラしたもののみをイクラと呼びますが、ロシアではサケの卵もチョウザメの卵もイクラと呼びサケの卵(日本のイクラ)はクラースナヤ・イクラ(赤い魚卵)と呼ぶのだそうです。
で、キャビアの主産地はロシアでカスピ海とアムール川が有名です。ロシアではチョールナヤ・イクラと呼んで輸出してるんでしょうね。
輸入キャビアは保存のために10%近くの塩分で塩漬けされています。そのため。キャビア本来の味が損なわれているのだそう。それならと国内でも生産が試みられ、岩手県・高知県・宮崎県などで開発に成功していますが、岩手県は東日本大震災の被害で生産再開は困難らしいです。
宮崎県の「宮崎キャビア1983」のホームページです。国内産なら配送時間もかからず本来のキャビアの味を賞味できるのではないでしょうか。キャビアとその周辺食材などをネット注文できますのでご覧ください。
チョウザメの養殖
キャビアを販売しようとチョウザメの養殖を考える人もいるそうです。しかし、チョウザメからキャビアをとるためには、生後10年前後かかるそうで、最近国内では、魚肉販売目的の養殖にシフトしているようです。
チョウザメは、おとなしい魚だそうで池などで養殖する場合は外敵から守るために蓋などが必要とのことです。
大きな水槽があれば家庭での鑑賞用に飼育するのもよさそうです。ただ、大きいので場所とってしまいますけどね。
アロワナなど大型の魚類を飼育経験のある方なら面白いのかもしれませんね。
おしまい。
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