年の瀬も近づきました。年末年始の行事が並び、忙しい季節になりますね。

お正月に向けて、今年も市販品を予約しようとと考えています。

そこで、おせち料理の定番とその由来をまとめました。どんな縁起があって選ばれたのかをお読みください。

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おせち料理の由来

 

おせち料理は、もともと、お節句・お節会に食べる料理でした。

簡単に言うと、3月の桃の節句(お雛様の日)や5月の端午の節句(こどもの日)7月の七夕節句などでも食べる料理でしたが、そのうちでも最も大切とされる、お正月に食べることが一般的になったんだそうです。

お正月は、誰もが歳を取り、歳神様との大事なお祝い事だったのですね。

結婚式では、「別れる」「切れる」などという言葉は禁句になります。同じようにお正月というお祝いの時にも、縁起の良い言葉や品々が並びます。

身近なところでは、「スルメ」では「目をスル」ので縁起が悪い、そこで「あたり目」と呼ぶのと同じですね。

 

 

家族のために、炊事・選択・掃除といつも目まぐるしく頑張るのが妻であり、母親であるところの女性です。

そんな女性もお正月くらいはゆっくりできるように・・・との思いもあります。

そこで日持ちがして、お正月の数日間は食べられるものが定番になります。

 

日持ちについて調べているとこんな記事にも出会いました。

一つ一つの料理は、火を通したり干したり、あるいは酢に漬けたり、味を濃くしたりするなど、日持ちする物が多い。これは歳神を迎えて共に食事を行う正月の火を聖なるものとして捉え、神と共食する雑煮をつくるほかは火を使う煮炊きをできるだけ避けるべきという風習に基づく

(ウィキペディア2019年6月23日)

そんな理由もあったんですね。

 

おせち料理の定番11種類はこれ

紅白かまぼこ

お正月が近づくと、お祝い用のかまぼこが店頭に並びますよね。

半円形のかまぼこは、初日の出の形を思い起こさせます。

そして紅白は、おめでたい色の組み合わせで、赤は邪気を払う、白は清らかな心という意味だそうです。

 

栗きんとん

きんとんは「金団」と書き、黄金色のお宝をイメージできるので、商売繁盛や金運をもたらすとされます。

 

昆布巻き

コブは「喜ぶ(よろこぶ)」の語呂合わせです。「巻」は書物の意味で、学問や教養が成就するという願いがあります。

単なるダジャレでなく、いつの時代も、幸せと平和を願う国民性が現れていますね

 

伊達巻き

「伊達(だて)」には人目にふれるような派手なふるまいの意味があります。ここから華やかさを表す料理としてお正月にふさわしい料理になります。「巻」は昆布巻きと同じですね。

 

黒豆

マメは、真心をもってつとめるの意味があります。「マメな人」って言いますよね。日本では、健康と勤勉が尊いとされますから、マメに(元気に)働けるようにという語呂合わせから、健康や長寿を意味しています。

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関西では、しわにならないように丸くふっくらと煮ますが、逆に関東では「しわだらけになるまで長生きできるように」と願いで、わざとしわが入るように煮るのだそうです。所変われば・・・ですね。

かずのこ

かずのこはニシンの卵です。「ニシン」と「二親」の語呂合わせで、子孫繁栄を意味します。また、小さな卵がたくさん集まっていることからも、子宝に恵まれるという意味があります。

 

田作り

カタクチイワシの稚魚を乾燥させて甘辛いタレにからめたもので、ごまめとも呼ばれています。小さな魚なので、実力のない者が強い相手に対して悔しがる様を「ごまめのはぎしり」って言いますね。

ごまめは「五万米」と書き、五穀豊穣を表します。

また、昔は、干したイワシの稚魚を田の肥料にしていたのだそうです。ここから田作りと呼ばれ、豊作祈願としておせち料理に食べられるようになりました、

 

たたきごぼう

やわらかく煮たごぼうを叩いて身を開きます。この「開く」が「運を開く」との縁起をかついで「開運」につながるとされます。

そして、ごぼうは、地中深くに根を伸ばす野菜なので、「地について繁栄する」という意味もあります。.

また、ごぼうはTVの通販で「ごぼう茶」を見かけますよね。このように昔から薬効があるとされていて、新年を健康に過ごすことにもつながっています。

 

海老

海老は、体をぐっと曲げて泳ぎます。また調理をすると体を丸めて、ひらがなの「つ」の字の形になります。この形から腰が曲がるまで長生きしたいとの願いがあります。

もうひとつは、「海老」と書いて「海の老人」をイメージできるので、やはり長寿を祈願して縁起の良い料理とされています。

紅白かまぼこのところでも書きましたが、海老の赤い色は「邪気を払う」という意味や、硬い殻に身を包んでいるので、鎧を着た武士を連想させるとの説もあります。

 

酢れんこん

酢バスとも言います。

れんこんは、たくさんの穴が空いているので、「見通しが良い」と言われます。

そうして、蓮(はす)の花は極楽浄土の池に咲きます。蓮(がす)が泥水の中から(不浄なところから)茎を伸ばし、清浄な花を咲かせることが仏教の理想とされているのだそうです。

ここから、お釈迦様の台座にもなっています。

ちなみに蓮(ハス)は、仏教だけでなくヒンドゥー教でも神聖な花とされ、インドやベトナムの国花でもあるのです。

こうしたことから、酢れんこんが、お節料理の定番とされるのでしょうね。

 

紅白なます

紅白なますは、大根と人参を酢であわせた料理です。
昔は、生の魚も使われ、なますという名になったようです。

大根と人参は、土に根を張る野菜なので、一家も土地に根付いて土台を築くという意味があります。

他にも、紅白の水引をイメージでき、一家の平和と繁栄を願ってお節料理の定番となっています。

 

特に、最後の「酢れんこん」と「紅白なます」は酢を使った料理です。

酢は、殺菌効果があり、腐りにくい調味料なので、料理を日持ちさせることができます。先に書きました、「お正月くらいは女性にゆっくりしてもらおう」との思いもこもっているのだと思います。

 

紅白かまぼこ・栗きんとん・昆布巻・黒豆・かずのこ・田作り・たたきごぼう・海老・酢れんこん・紅白なますと11種類の定番料理を紹介しました。

日本では、数字は奇数のほうが縁起が良いとされているので、料理の数も奇数になります。もっと種類を増やしたおせち料理でもその数は奇数になっているそうです。

 

 

それぞれの料理は、地方色豊かになるのでここに紹介したものは一例に過ぎませんが、どれをとってもお正月を祝うために細かい気配りができていると思います。

 

まとめ

この記事では、お正月のおせち料理の定番を11種類、紹介しました。

一家の繁栄を願いながら、さまざまなことに気を配る日本人らしさがよく感じられます。

わが国古来からの文化を大事にして、語り伝えていきたいものだと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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