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大相撲11月場所も大詰めですが、横綱白鵬の優勝で決まりそうです。
偉大な(悪評もあるようですが)記錄の横綱ですが、引退の影もちらつき始めています。
この記事は、横綱白鵬の引退の根拠・成績・年収・評判・引退後の予測についてまとめました。
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最高齢横綱の年齢
横綱の年齢では、1958年の6場所制以降で見ると、第44代横綱栃錦(1960年引退)と第58代横綱千代の富士(1991年引退)の35歳がともに最高年齢で引退しています。
2020年には、白鵬も35歳を迎えます。引退を覚悟しているのではないでしょうか。
横綱白鵬の記錄
白鵬の偉大な記錄は以下です。
- 優勝回数 1位白鵬:43回(2位大鵬幸喜:32回)
- 連続勝利記錄 1位白鵬:63(2位千代の富士貢:53)(年6場所制の記録)
- 横綱在位場所数 1位白鵬:74場所(2位北の海敏満:63場所)
- 横綱皆勤場所 1位白鵬:62場所(2位北の海敏満51場所)
2007年7月より横綱の地位につき、2019年終了時点でなんと連続12年と半年になります。
白鵬引退の根拠
横綱白鵬2007年~2016年の優勝履歴を見ます。9年半の期間になり、56場所開催されています。
- 2007年9月~2008年1月:3場所連続優勝
- 2008年7月~2008年11月:3場所連続優勝
- 2009年3月:優勝
- 2009年7月:優勝
- 2009年11月:優勝
- 2010年3月~2011年5月:7場所連続優勝(2011年3月場所は中止)
- 2011年9月~2011年11月:2場所連続優勝
- 2012年3月:優勝
- 2012年11月:優勝
- 2013年3月~2013年9月:4場所連続優勝
- 2014年1月:優勝
- 2014年5月~2015年3月:6場所連続優勝
- 2015年7月:優勝
- 2016年3月~2016年5月:2場所連続優勝
と、この期間に34回優勝しています。
つまり、34回優勝/56場所となり、実に優勝回数は場所数の60%を越えるのです。
また、この期間の休場は、
- 2015年9月:0勝3杯12休
- 2016年9月:0勝0敗15休
となり、56場所中、たった2場所の休場です。
続いて、2017年~2019年の成績です。3年の期間で18場所開催されています。
- 2017年3月:優勝
- 2017年7月:優勝
- 2017年11月:優勝
- 2018年9月:優勝
- 2019年3月:優勝
- 2019年11月:優勝
18場所中の優勝回数は6回となり、優勝数と場所数の比較は、33%になってしまいます。
またこの期間の休場は、
- 2017年3月:2勝3敗10休
- 2017年9月:0勝0敗15休
- 2018年1月:2勝3敗10休
- 2018年3月:0勝0敗15休
- 2018年7月:3勝1敗11休
- 2018年11月:0勝0敗15休
- 2019年1月:10勝4敗1休
- 2019年5月: 0勝0敗15休
- 2019年9月:0勝2敗13休
と、18場所中8場所に休場しています。
2019年1月場所は、「10勝4敗1休」ですが、皆勤でないと言うことで休場にカウントしています。
表にして比較するとこんな感じ、
期間 | 横綱在位場所数 | 優勝回数 | 休場場所数 |
2007年~2016年 | 56 | 34 | 2 |
2017年~2019年 | 18 | 6 | 9 |
これはやはり、白鵬と言えども、年齢による衰えが隠せなくなっているのだ、と思います。
白鵬の衰え
2017年11月場所2日目:横綱・白鵬(34)は平幕の大栄翔(前頭筆頭、26)に一方的に押し出され、衰えを感じさせる取組だった。翌日のスポーツ紙では元横綱・北の富士勝昭氏が〈私の予想より急速に落ちている〉と酷評している。
「白鵬は横審から立ち合いの張り差しやカチ上げを批判されて控えていたが、大栄翔やその翌日の朝乃山との取組では、“解禁”している。ガチンコ力士相手には、カチ上げでもしないと勝てないほどに力が衰えているということでしょう。 NEWSポストセブン
角界での見立ても衰えに触れてますね。
白鵬日本国籍取得
白鵬は、2019年9月に日本国籍取得が認められています。
「日本で18年間相撲一筋で頑張って来た、相撲の発展に寄与したい」と発言しています。
歴代横綱から日本国籍取得後、親方となると、米国・ハワイ出身の曙、武蔵丸(現・武蔵川親方)に次いで3人目となります。
関取の石浦、炎鵬らをスカウトし、宮城野部屋の関取にするなど弟子を見る目も評価されているようで、親方としての自信もあるのだと思います。
炎鵬の成績は
- 2018年9月:9勝6敗
- 2018年11月:9勝6敗
- 2019年1月:9勝6敗
- 2019年3月:8勝7敗
- 2019年5月:7勝8敗
- 2019年7月:9勝6敗
- 2019年9月:9勝6敗
と快進撃を続ける炎鵬ですが、快進撃の「原動力」は、白鵬の存在なんだそうです。「一番一番にかける思い、集中力。勉強になります」と言っています。
白鵬の年収
白鵬は、優勝回数を順調に伸ばし、2014年は約2億3500万円に。日刊スポーツ
- 月給:282万円×12か月=3384万円
- 賞与:282万円×2か月=564万円
- 特別手当:20万円×6場所=120万円
- 報奨金:4200万円
- 懸賞金:1500万円
合計で9768万円、これに優勝1回で1.000万円が支給されます。2017年からの3年間で6回優勝しているので、年2回とすると2.000万円が加算されます。
これを合わせて、1億1.768万円ですが、白鵬クラスになると、CM出演料やタニマチからのプレゼントなど、計り知れない金額が存在します。
タニマチとは
タニマチとは、相撲業界の隠語で贔屓(ひいき)にしてくれるお客さんのことです。
6年前の「ライブドアニュース」にあるのですが、タレントのKONISHIKI(元大相撲力士の小錦)の話によると、現役時代にもらった最も高価なプレゼントは、現金2億円だったとか、恐るべしですね。
さて、こういった裏話から白鵬の年収は、2億とも3億とも推定されます。
この白鵬が引退して、相撲協会の理事に就任すると年収2500~3000万にまで落ちてしまいます。そう考えると引退はまだまだかとも思いますよね。
ところが、2019年5月時点では、「一代年寄」問題が噴出していました。
「一代年寄」問題とは
相撲界では、日本国籍を取得しないと年寄株を買えず、親方にもなれません。
しかし、現役時代の著しい功績(基準は優勝20回以上)のあった力士には、相撲協会が、一代限りの年寄株を認めることがあります。
歴代の権利取得者は、大鵬幸喜、北の湖敏満、千代の富士貢、貴乃花光司の4人で、千代の富士は辞退し九重部屋を継承しました。
白鵬としては、モンゴル国籍のままで年寄株を取得するチャンスと思っていたフシがあります。
ところが、白鵬は、カチ上げやヒジ打ちなどの横綱らしからぬ取り口とか、千秋楽の土俵下優勝インタビューでの万歳三唱(2017年11月場所)、三本締め(2019年3月場所)などと不埒(ふらち)とも思える行動が眼につきます。
これにより相撲協会からは、「横綱としての品格がない、一代年寄など認められない」との声もあったようです。
その結果、白鵬があきらめてモンゴル国籍を離脱し、日本国籍取得を選んだとの見方があるのです。白鵬本人は引退・年寄株取得をしっかり視野に入れているのだと思います。
白鵬の奥様
白鵬は、2007年に和田 紗代子さんという日本人女性と結婚していて、4人のお子さんもおられ、日本に定着して人生を過ごそうとしているのだと思います。
ただ、白鵬の不倫疑惑が、週刊文春に2015年と2017年によって報じられています。
その後の報道はないようですが、親方として相撲部屋を持ったときに女将さんの存在に影がさすのでは?と邪推しています。笑
白鵬・評判
先にも書きましたが、相撲協会での白鵬への評判は芳しくありません。2017年におきた「日馬富士による貴ノ岩暴行事件」でも「手は出していないが、止めてもいない」ですし、日馬富士の」黒幕との見方もありました。
横綱でありながら、自信の負け相撲に物言いをつけました。これは、2017年11月、九州場所11日目のことです。嘉風に敗れ、土俵下に押し出された白鵬は、土俵に上がらず、勝負不成立を訴えるような行動を取り、物議を醸しました。
「貴乃花巡業部長(当時)の元では冬巡業に参加できない」と八角理事長に進言しました。
他にも
40度目の優勝を決めた後の表彰式恒例のインタビュー。「いまの気持ち」を聞かれると、横綱白鵬(32)は「その前にこの場を借りて、場所中に水を差すようになって、全国のファンに力士代表としておわびしたい」と切り出し、「いまこの土俵の横で誓います。場所後に真実をすべて話し、ウミを出し切って日馬富士関、貴ノ岩関の2人を再びこの土俵に上げたい」と続けた。
しかも最後は自ら音頭を取り、前代未聞の表彰式での万歳三唱を促し、「来年も大相撲をよろしく」と締めくくった。館内のファンはあっけにとられ、勢いにつられて首をひねりながら万歳に応じた。zakzak
と数々の蛮行というか、世間をあっと言わせた大横綱です。
角界のみならず、世間を騒がし続け、しかし角界やマスコミは、大横綱白鵬の活躍におんぶに抱っこで潤ってきました。引退後もそう安泰な親方生活は送れないのじゃと思います。
まとめ
大横綱白鵬の成績を分析しました。それにより引退が間近であることを感じられたのではないかと思います。
現役時の年収と、引退後のそれをざっと比較すると、早期引退はないようにも見えますが、そうでもない白鵬の事情(国籍)についても説明しました。
引退後もあまり安泰ではないだろうと予測してみました。
おそらく、2020年中に引退のニュースが出るのではと思っています。それまでに強い横綱の誕生(できれば日本人の)が期待されます。
大相撲によって、日本古来の文化が伝わり、国民が誇りに感じる国技に戻って欲しいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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