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2020年の名球会入りは誰か、と話題になっていますね。
この記事では、名球会の設立と歴史、入会が期待される選手について述べています。
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名球会とは
1978年7月24日に400勝投手の金田正一が中心となって設立されました。
入会条件の中に昭和生まれであることが規定されていて「昭和名球会」でした。
後に昭和以降の生まれと改定されたため、平成から以降の生まれの選手も入会できるようになっています。
名球会入会資格
- 2000本安打
- 200勝
- 250セーブ
昭和名球会
昭和をつけて、「昭和生まれの選手を資格者に」とした理由は、
「金田が、自分より先輩がいるとたてねばならず、面白くないからだろう。」
との言われています。
大正生まれの資格者では、川上哲治が1920年(大正9年)生まれで、2351安打の成績を残しています。
日本プロ野球名球会
昭和名球会としてスタートしましたが、2009年に設立者の金田正一と堀内恒夫(元巨人)谷沢健一(元中日)の3名が退会しました。
これは金田のワンマン運営と金銭関係の不透明さに不満を感じた一部会員のクーデターが原因であるとされています。
現在の会員は打者49人、投手が16.人です。(名球会HPより)
投手が少ないのは、投手陣の分業が確立されたためとされていて、投手の入会資格についての議論もあったようです。
投手の入会資格が議論された理由は、打者に比べると投手の入会者が少なく(打者49人。投手16人)、「投手分業制」が進んだ今のプロ野球で現行の入会資格=通算200勝か同250セーブ以上が「高いハードル」と認識されるようになったからだろう。プロ野球PRESS
こちらの記事では、「200勝と250セーブ」を元に資格の見直しを考察していて、面白いです。ご興味があれば一読を。
イチロー
ちなみに世界のイチローももちろん、入会しています。2000本安打どころか、倍の4367安打の成績で。
老害と言われる張本勲の3085安打なぞ霞んで見えますね。
落合博満
2371安打の記錄を持つ落合博満は、名球会入りを拒否しました。
なんでも、打撃練習を見に来た金田に面と向かって打撃を酷評されたとかのエピソードがあったようでうね。
落合は、記錄未達の段階から、「名球会には入らない」と断言して、記錄を達成して、宣言通り、入らなかったので一匹狼の代名詞のような人ですね。このエピソードを知ってますます好きになりました。
2020年に達成しそうな投手
藤川球児
阪神タイガース、現在243セーブで、あと7セーブです。2019年のセーブ数が16なので、2020年の達成は確実かと思いますね。
“令和初の名球会”は坂本か藤川か。石川雅規が40歳で挑む、あと29勝。
酒の肴に野球の記録
という記事から、今回の名球会入りの話題が始まったのでは、と思うのですが、この記事では、藤川球児の資格取得までにあと、9セーブとしています。
ところが、藤川球児の記錄を調べると、阪神タイガースからスタートして大リーグで2セーブしているんですよね。
名球会資格は、日本プロ野球(NPB)でプレーを開始した時点から起算するとなっているので、日本での成績241セーブ、米大リーグ成績2セーブを合算して243セーブとなると思います。
なので、あと7セーブで名球会入りとなると思うのですけどね。
デニス・スコット・サファテ
米ニューヨーク生まれの選手です。
先に書きました、「日本プロ野球(NPB)でプレーを開始した時点から起算」を考えると、外人選手が?と疑問に思いますよね。
彼の経歴は以下です。
2006年に大リーグデビューしますが振るわず、2006年から2009年の4年間で92登板、5勝4敗8ホールドの成績でした。2010年は登板がなく同年オフにFAとなり、広島と契約しました。
日本での成績はこちらです。
2011年~2012年 | 広島東洋カープ | 3勝8敗44セーブ5ホールド |
2013年 | 西部ライオンズ | 9勝1敗10セーブ16ホールド |
2014年~2018年 | ソフトバンクホークス | 15勝1敗180セーブ27ホールド |
藤川球児が、2005年から14年かけて、243セーブを達成していることと比較すると8年で234セーブってすごいですね。
あと16セーブで資格取得です。ただ、2018年に股関節の故障で手術(このシーズンは5セーブ)、2019年はリハビリ明けで一軍出場していないので今後どうなるか、復帰が望まれますね。
2020年に達成しそうな打者
坂本勇人
読売ジャイアンツ、1884安打で、あと116安打必要、2019年が173安打なので、怪我とかがなければ達成できそうですね。
栗山巧
西部ライオンズ1825安打、あと175安打必要
2019年:103安打、2018年:78安打、2017年:74安打
ちょっと2020年では届かなさそうですね。
まとめ
名球会の歴史、入会資格、入会目前の選手について述べました。
こんな角度からプロ野球を見ると、いっそう楽しめそうですね、
最後までお読みいただきありがとうございました。
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