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日本人は子供を大切にする国民性です。歴史を見ると子供を大切に思う気持ちのこもった様々な行事があります。今回は「お食い初め」について紹介します。
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お食い初め
お食い初めとは、赤ちゃんに初めて食べ物を口に含ませ、その子が一生食べ物に困らないようにとの願いを込めて行われます。誕生から百日目、または百二十日目に行います。
関西では、「食い延ばし」と言って百二十日以降の吉日に行うことで赤ちゃんの長生きを祈ることもあるのだそうです。赤ちゃんへの深い愛情を感じることができますね。
平安時代には、誕生日後、五十日目を「いそか」、百日目を「ももか」と言っておかゆに餅を入れて食べさせたり、魚を食べさせる儀式として「真魚(まな)はじめ」と言うものもあったんだそうで、これらが一緒になって伝わったようです。
祝い膳
使用する祝い膳は、男児と女児と違っているのだそうです。男性はあぐらを組むので足を低く、女性は正座なので高くなっているんだそうですね。他にも家紋を男児は金色で女性は銀色で入れるのだそうです。
膳の上は、鯛のお頭つき、厄除けの赤飯と汁物などを並べますが、小石も載せます。
小石の意味は?
小石は、「歯固めの石」と言って、赤ちゃんの歯が丈夫になるように願いを込めます。
昔は、氏神様の境内から頂いてきたそうですが、現在は、通販でも売っていますのでこだわらずにご利用されてもよいと思います。
お食い初めの最後に箸を歯固めの石に触れ、その箸を赤ちゃんの歯茎に触れることで赤ちゃんの歯が固く、強くなるようにと願うのだそうです。
小石には赤ちゃんの名前を書き、お食い初めの終了後は氏神様に収めたり、臍の緒と一緒に保存したりと地方によってさまざまのようです。
いろいろな地方で、子供たちを大事にしてきた日本人の歴史がしのばれますね。
最後に
お食い初めの行事は、地方によってさまざまな形があるようで、多くのサイトで紹介されています。お住いの地方のしきたりや、両家の伝統を盛り込んで赤ちゃんにたくさんの愛情を上げてほしいものです。
日本人の、子供に対する伝統的な愛情をこれからも忘れずにこの国が続けばよいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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