ナニコレ珍百景 千葉、田んぼの○○で未来型発電

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6/20テレビ朝日系列「ナニコレ珍百景」千葉、田んぼの○○で未来型発電

なんでしょうね。田んぼの・・・電気なまず、とか電気どじょう(そんなもんいるのか?)と思っていたのですが、細菌だそうです。

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発電菌

1988年、シェワネラ菌が電子を金属に渡すことが発見されました。つい最近のことなんですね。

シェワネラ菌は、嫌気性桿菌(けんきせいかんきん)です。嫌気性とは、増殖に酸素を必要としないことで桿菌(かんきん)とは、微生物の形状分類です、細胞の形状が細長い棒状または円筒状を示す細菌の分類だそうです。

 2000年に入ってから、電子を細胞外へ排出するために電気導線のように働く外膜マルチヘム酵素や、生物体に由来する電子キャリアーであるフラビン分子が発見され、シュワネラ菌の発電メカニズムが分かってきた。

東京大学大学院生だった岡本氏は、シュワネラ菌の発電機構解明に向け、従来より精密に電気化学実験が行えるシステムを作り上げた。

それまでは、細菌が張り付く電極の表面積が大きいほど発電効率も上がることから、フェルトのような表面が凸凹した電極を使用していた。しかし、それだと菌の張り付き方が乱雑になり、正確に電子の移動を測定することが難しい。そこで平滑性が高い単層バイオフォルム電極を開発した。

結果は功を奏す。表面が平らで滑らかな電極を使うことで、シュワネラ菌を均一に張り付かせることが可能になった。被験体の細胞外電子移動、発電の仕組みを高感度に観察できるようになり、フラビン分子が電子導線として働く外膜マルチヘム酵素の一部となることで、実際に電子を流しているという事実が判然とした。EMIRA

文書が、むずいです。詳しいことはリンクをたどってください。

発電菌は、空気を取り込まずに有機物を分解し、電子を放出する「電極呼吸」を行うのだそう。

ゲオバクター属

前項で「シュワネラ菌」に触れましたが、ゲオバクター族(鞭毛を持つ嫌気性桿菌)も発電菌だそうです。こちらも嫌気性なので酸素を必要としないのですね。

創電型廃水処理

この発電菌を使うと、発電菌が有機物を分解し、電気を作り出し、水をきれいにしてくれるというとんでもなく便利なことができちゃうんですね。

廃水処理にかかるコストが大幅に削減され、電気も得ることができる、なんて画期的なことなんでしょう。

従来型では、酸素で呼吸する微生物を使うため、電力が必要なんですが、発電菌は酸素不要のため、そのコストが要らず、しかも電気を取り出すことができるため、大きなコストダウンになるそうです。

 

微生物の働きも驚きですが、それを発見して有効活用する人間の能力も凄いですね。

 

小学生の発電菌実験

こちらは小学生の「発電菌実験:発電菌から電気を起こせ」です。小学6年生の男の子が実験した結果を書いているのですが、わかりやすいです。

 

発電菌の存在すら初めて知ったのに、小6に追い抜かれたような気分です。

こんな子供が将来の日本を背負ってくれると頼もしい。未来が明るく見えてきますね。(笑)

 

まとめ

6/20テレビ朝日系列「ナニコレ珍百景」千葉、田んぼの○○で未来型発電から、発電菌とそれを使った技術開発についてまとめました。まだ、端緒の技術のようですが、社会に与える効用は凄いものがあります。

大東亜戦争(太平洋戦争)に進まざるを得なかったのは、当時の日本にまともなエネルギーがなかったからだと言われます。

現在、中国が尖閣諸島を自国の領土だとほざいて、領海侵犯するのも、始りは尖閣諸島の海底にエネルギー資源が眠っていることが明らかになってからでした。

そんなエネルギーが微生物の力によってもたらされる、とは素晴らしいことだと思います。

技術が確立され、日本の未来にもっと大きな光が当たると良いですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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