クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの検疫の実体、岩田教授が指摘

事件

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クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の真実を神戸大学の岩田健太郎教授が、動画で解説し、話題になっています。その内容を分析、問題点を出してみました。

他に、医療ガバナンス研究所理事長で、医学博士の上昌広氏の分析も紹介します。

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岩田健太郎教授の動画です。

現在、動画は削除されています。動画削除についてはこちらの記事をぞうぞ。

船内の状況

クルーズ船内はウィルスが全くいないグリーンゾーンと、ウィルスがいるかも知れないレッドゾーンに明確に区分し、それぞれの中で、防護服を着用するなどをしなければいけないのに、それがぐちゃぐちゃで、防護服を着たり、着なかったりのカオスな状態だったそうです。

感染症のプロがいなくて、岩田健太郎教授が発言しても無視されるくらいだったようです。

わかりますね、この状態。組織で動いている時に予期せぬトラブルが発生すると組織はいとも簡単に瓦解することがあります。強いリーダーシップがないとあっという間に烏合の衆(うごうのしゅう)になってしまいますね。

 

この船の場合、リーダーを決めずに人を集めたのじゃないかと思います。誰も責任を取りたくない時に起こります。

 

環境感染学会

一般社団法人日本環境感染学会(にほんかんきょうかんせんがっかい)は、日本における感染症、特に医療現場などの環境における感染制御に関わる大規模かつ中心的な学術機関である。(ウィキペディア)

岩田教授によれば、環境感染学会が先に入り、すぐに出ていってしまったようです。

何をしに来たのかわかりませんが、結果的にかき回しただけだったのでは?

 

DMAT

DMATとは、Disaster Medical Assistance Teamの略称で消防と連携して活動する組織です。

災害派遣医療チーム(さいがいはけんいりょうチーム)とは、医師、看護師、救急救命士やその他のコメディカル・事務員等で構成され、地域の救急医療体制では対応出来ないほどの大規模災害や事故などの現場に急行する医療チーム(ウィキペディア)

岩田健太郎教授によると、環境感染学会に色々と言われたDMATが相当嫌な思いをしたらしいです。

船内の作業は、このDMATと厚労省と乗務員で行っていますが、リーダー不在であり、乗務員はN95(医療用マスク)を着用しても息苦しいので、途中で外したり、と全く管理されていない状態だったようです。

 

厚生労働省

構成労働省の役人は、医療のプロでもないんだろうに、岩田教授をないがしろにして「なんでお前がものを言うんだ」くらいの態度だったそう。

でありながら、岩田教授に乗船を許可したのは、厚労省の別の役人なので、厚労省そのものがバラバラになっていますね。

 

クルーズ船検疫は必要だったのか?

文春オンラインより

特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所理事長で、医学博士の上昌広氏の分析では、ダイヤモンド・プリンセスの検疫は意味がなかった、と言います。

水際対策は、国内で流行していない場合にのみ有効なのだそうです。ところが、1月に日本を旅行していたタイ人夫婦が、日本滞在中に体調を崩し、タイ帰国後、新型コロナの感染が確認されています。

つまり、すでに日本にコロナウィルスは入っていて、その状況で水際対策は意味がない、長期間に渡ってクルーズ船に留め置いて船内で感染を拡大したに過ぎないのでは・・・と言うことらしいですね。

 

地中海のクルーズ船「コスタ・スメラルダ」で、乗客に発症が確認され6,000人強の乗客乗員が一時足止めされましたが、 イタリア政府は、2名の感染者について処置をした後、12時間で乗客は解放したのだそうです。

その後、

「中国に対して渡航・入国禁止等の厳しい措置をとれない政府、与党に対する批判から目をそらす役割で隔離や消毒をパフォーマンスしているようにも思われます」(厚労省関係者)

 

問題点

リーダー不在だったのでしょうね。

厚労省とDMAT、環境感染学会の各組織に指示命令系統が与えられていない、誰がトップかが明確でないので、自分勝手な意見が飛び交い、疑心暗鬼に苛まれる、ましてや目に見えない、対策も不明確な新型コロナウィルスを相手にしているわけなので、そもそも不安から始まる任務だったのです。

医学の知識なんかなくて良いので、全体をまとめて、責任を取るタイプのリーダーが必要だったのでは、と思います。政治家で言えば「田中角栄」のような人物ですね。

それぞれの組織がバラバラに動くのは、全てトップの問題だと思います。行き着く先は、安倍総理大臣でしょう。

まとめ

野党は、この件で安倍政権を追求すべきだと思います。自民党内部からも追求の声が上がって良いところです。

厚労省・環境感染学会・DMAT、それぞれが権力争いと利権確保に血道をあげ、最大目標の国民を守る、と言うことを疎かにしたことが明るみに出ています。

マスコミもここぞとばかりに岩田教授と、上昌広博士にインタビューすれば良いと思います。

安倍政権を支持していますが、盲目的に支持ではいけません。今回の問題を真摯に受け止め、分析し、対策を立てた時に最も健全な政権になるのだと思います。

それができれば、日本の国会も存在価値がでてくるでしょうね。野党への評価も爆上げになりそうです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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コメント

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